Press Information

エアバス社「A320neo」に搭載される民間航空エンジン

Print

 三菱重工グループの三菱重工航空エンジン株式会社(MHIAEL、社長:島内 克幸、本社:愛知県小牧市)が、一般財団法人日本航空機エンジン協会(JAEC)の一員として、米Pratt & Whitney社(P&W)、独MTU Aero Engines AG社(MTU)と共同開発している航空エンジン「PW1100G-JM」の型式承認が、米国連邦航空局(FAA)から交付されました。本エンジンはエアバス社の新鋭旅客機「A320neo」に搭載されるもので、今回の型式承認取得により、民間航空エンジンとしての運用が正式に認められました。

 「PW1100G-JM 」エンジンは、P&W、JAECおよびMTUが設立した合弁会社International Aero Engines(IAE)が主体となり、2011年から開発が進められています。MHIAELのプログラムシェアは2.3%で、同社は燃焼器部位の部品製造および燃焼器モジュールの組み立てを担当しており、独自の高速レーザー加工などの先進技術によって、エンジンの軽量化、燃費性能向上に大きく貢献します。

 「PW1100G-JM」が搭載される「A320neo」は、2015年第4四半期より営業運航が開始される予定です。民間旅客機で最大の需要がある120~200席クラスの最新型機で、すでに約3,800機が確定発注されています。そのうち約1,100機に「PW1100G-JM」の搭載が決まっており、今後も「PW1100G-JM」の優位性がユーザーに評価され、さらなる発注増へとつながるものと期待されます。

 MHIAELは、三菱重工業の民間航空機事業会社として本年10月1日付で発足しました。当社が89%、株式会社日本政策投資銀行が10%、株式会社IHIが1%を出資しています。

 同社は今後も、IAEおよびJAECの一員として民間航空エンジンの燃費性能・信頼性向上に力を注ぎ、日本の航空エンジン産業の発展に貢献していきます。

mission_net_zero

三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

詳しくは: