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三菱重工コンプレッサ株式会社、米国テキサス州のコンプレッサ工場が稼働を開始

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 三菱重工業のグループ会社である三菱重工コンプレッサ株式会社(MCO、社長:大崎 裕章、本社:広島市西区)の米国法人 Mitsubishi Heavy Industries Compressor International Corporation(MCO-I 、本社:ヒューストン)が、テキサス州ヒューストン地区のペアランド(Pearland)に建設していた国外初の工場が完成し、稼働を開始しました。コンプレッサおよび駆動用蒸気タービンの生産から保守・修理までを“ワンストップサービス”で手掛けることで、石油化学プラントの新設・更新需要などに応えていきます。

 現地では25日(現地時間)、ペアランド工場の稼働を記念して開所式が開催されました。式典にはトム・リード(Tom Reid) ペアランド市長をはじめとする地元関係者多数が列席しました。

 MCO-I社長のガンパ・バート(Gampa Bhat)は、「我々は従来以上に顧客に密着して迅速にニーズに応えていける」と説明。同工場を通じてメキシコ湾岸および全米の顧客に、コスト低減や納期短縮などのメリットを提供していくことに意欲を示しました。

 同工場は、敷地が約10万5,000m2あり、約1万7,000 m2の建屋スペースにはパッケージングや組立、コンプレッサおよびタービンの主要部品であるローターの保管、保守および修理などの多様な機能とともに、事務所ならびに研修施設を備えています。MCO-Iは、これまで同工場に7,500万ドル以上を投資。300トンオーバーヘッドクレーンをはじめ、最新鋭のNC旋盤、部品加工機ほか総額約2,600万ドルの各種設備を導入し、各種サイズのコンプレッサやタービンへの対応を可能にしています。

 MCO-Iでは、今回の工場稼働に続き次の工場整備も計画。この拡張が完成すると、同工場は設計および製造部門で200人以上の従業員を擁することとなります。

 北米では、シェールガスやシェールオイルを高い経済性で採掘する技術の確立に伴い、石油会社が生産能力の増強を計画しています。これに連動して、米国内外の石油化学会社が積極投資に動き、年産100万トンを超えるメガエチレンプラントが多数建設されています。

 MCOおよびMCO-Iは、ペアランド工場の稼働を弾みとして、巨大市場である北米において顧客密着型の生産から長期保守、緊急修繕、現地工事までを展開することで、同地域での事業基盤をさらに強化するとともに、欧州、アフリカを含むグローバル市場での事業展開を強力に推し進めていきます。

米国テキサス州ヒューストン地区ペアランド工場開所式

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