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新聞用オフセット輪転機「DIAMONDSPIRIT」を2セット受注

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 三菱重工グループの三菱重工印刷紙工機械株式会社(社長:清水 雅巳、本社:広島県三原市)は、西日本新聞社(本社:福岡市中央区)から新聞用オフセット輪転機「DIAMONDSPIRIT(ダイヤモンドスピリット)」を2セット受注しました。2016年春以降の順次稼働を予定しています。

新聞用オフセット輪転機「DIAMONDSPIRIT」
 ダイヤモンドスピリットは、1時間に最大16万部の新聞を印刷できます。各印刷ユニットを個別に駆動・制御するシャフトレス駆動方式を採用しており、印刷準備時間を短縮できるほか、消費電力低減、損紙削減、低騒音化、刷版コストの半減化など、ランニングコストや運転環境面でさまざまな改善を施しています。今回の機械構成は、最大40頁(うちカラー面は16頁)の印刷が可能です。輪転機には新装置である濃度制御機能付き紙面検査装置「DIAMOND EYE Jr.+(ダイヤモンドアイジュニアプラス)」も搭載されており、三菱重工印刷紙工機械の技術力を結集した最新鋭機を納入することとなります。

 西日本新聞社は、1877年(明治10年)に創刊された「筑紫新聞」(後の『福岡日日新聞』)を源流として、1942年の「九州日報」との合併を経て発足しました。九州各地に読者を持つ有力ブロック紙として、現在「西日本新聞」(朝夕刊、統合版)および「西日本スポーツ」を合わせて80万部超発行しています。

 同新聞社には、1995年に初めて5セットのオフセット輪転機を納入しました。そのうちの2セットについては、第1期更新用として2011年末に受注し、2013年から2014年にかけて入れ替えており、今回の受注はさらに2セットを更新する第2期計画向けです。機種選定では30セットを超える同輪転機の納入実績、第1期更新で納入した輪転機の安定した稼働状況、高い省エネ性・生産性に加え、三菱重工印刷紙工機械のサービス拠点が福岡市内にあり九州でのアフターサービス機能が充実していること、などが評価されたものです。

 三菱重工印刷紙工機械は、今回の受注を弾みとして、きめ細かい提案型営業に一層力を注ぎ、国内外の新聞用オフセット輪転機市場で多様な顧客ニーズを掘り起こし、新聞印刷現場における紙面品質や生産性の向上に貢献していきます。

Tags: 産業機械,アジア,I&Iドメイン
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