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三菱重工業とデンマークのヴェスタス社(Vestas Wind Systems A/S)の洋上風力発電設備専業合弁会社であるMHI Vestas Offshore Wind A/S(MHIヴェスタス)は、欧州最大級のエネルギー企業であるE.ON(エーオン)が英国で進めるランピオン洋上ウインドファーム(The Rampion Offshore Wind Farm)プロジェクト向けに、出力3,450kWの洋上風力発電設備V112-3.45を116基受注し、併せて、保守サービス契約も締結しました。総出力40万kWに達する超大型の洋上ウインドファームを支える設備で、これだけ大規模な洋上風力発電設備の受注は今回が初めてです。
ランピオン洋上ウインドファームは、イングランド南東部サセックス州(Sussex)沿岸から13km沖合に立地されるもので、その規模は、MHIヴェスタス社および前身のヴェスタス社の20年超の歴史において最大のプロジェクトとなります。また、英国政府主導で進められている大規模洋上風力発電プロジェクト「Round3」の最初の取り組みの一つとなるもので、運転開始後は、29万の英国世帯に必要な電力を供給するとともに、年間60万トンに達するCO2を削減することが見込まれています。
今回供給するのは、MHIヴェスタスの持つ洋上風力発電設備V112-3.3(3,300kW)をアップグレードしたV112-3.45です。2017年度第1四半期から据付を開始し、2018年に試運転を完了する計画です。
E.ON Climate & RenewablesのMichael Lewis(マイケル・ルイス)COOは、次のように述べています。
「MHIヴェスタスがこの素晴らしいプロジェクトの契約者となったことを大変喜ばしく思います。彼らは私たちと協力し、このプロジェクトに最適化された、出力3,450kWのV112と柔軟な保守サービスにより、高効率な運転を実現することを可能として、発電コストを低減してくれました。」
MHIヴェスタスのJens Tommerup(イェンス・トムラップ)CEOは、今回の受注について次のように述べています。
「私たちはこの2年、E.ONとともに、総出力21万9,000kWの英国・ハンバーゲートウェイ(Humber Gateway)プロジェクトおよび同4万8,000 kWのスウェーデン・コーハム(Kårehamn)プロジェクトに取り組んできました。今回、両プロジェクトにおいてその高い性能を証明したV112の出力を増強したV112-3.45が、ランピオン向けにより多くの価値を生み出すものとして選ばれたこと、また、E.ONおよび英国Green Investment Bankから、かつてなかった規模の大型受注を得たことを大変誇りに思っています。」
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