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三菱重工冷熱(株)と(株)東洋製作所を7月に統合
低温物流・冷熱エンジニアリングから業務用・家庭用空調まで幅広くシナジーを追求へ

発行 第 5649号
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 三菱重工業は7月1日付で、冷熱事業のグループ企業である三菱重工冷熱株式会社(社長:佐藤 純三、本社:東京都港区、以下 重工冷熱)と株式会社東洋製作所(社長:志田 均、本社:神奈川県大和市、以下 東洋製作所)の2社を統合します。両社の製造・販売・サービス機能を一本化することにより、低温物流・冷熱エンジニアリングから業務用・家庭用空調システムまでの幅広い事業領域で最大限にシナジーを追求する体制を整え、冷熱事業の強化につなげていくのが狙いです。

 両社はいずれも当社100%子会社です。重工冷熱は空調機(業務用エアコン、家庭用エアコン)、暖房機、冷凍・冷蔵製品、大型冷凍機および周辺機器の販売・据付・サービスを展開するとともに一部製造も手掛けています。一方、東洋製作所は業務用空調機、冷凍・冷蔵製品の製造・販売・据付・サービスを行うとともに、低温物流・冷熱エンジニアリングシステムの設計・製造・施工・サービスを展開しています。また、同社は、低温・排熱回収、フロンを使わない自然冷媒分野などで独自の先進技術やエンジニアリング力も保有しています。

 統合による新会社は、資本金4億円で、重工冷熱を存続会社として、会社名「三菱重工冷熱株式会社」で発足します。発足時の人員は約1,100人となる見通しです。社長には現重工冷熱社長の佐藤 純三が就任します。

 当社は2013年10月、国内冷熱事業の販売会社2社を統合して重工冷熱を発足させ、昨年10月には同社と暖房機の製造・販売・据付・サービスを手掛けるクサカベ株式会社を統合。営業・サービス機能の強化をはかるとともに、市場が拡大しているヒートポンプやチラーなどの中間ゾーン商品についても一体営業や保守サービスも含めたソリューションビジネスの拡充などに取り組んでいます。

 これに並行して、持分法適用関連会社であった東洋製作所を、株式公開買付けにより昨年1月に完全子会社化することで連携を強化し、技術、営業、生産など各バリューチェーンでの協業を展開することにより各種シナジーの創出に注力してきました。

 新会社は今後、東洋製作所が強みとしてきた大型冷凍機や空調機周辺機器の工事・サービス機能を既存の空調機サービスと融合させることにより、サービス事業を拡充するとともに、エンジニアリング事業の強化と業務プロセスの効率化をはかることで、事業のさらなる拡大につなげていきます。


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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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