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処理能力330トン/日の一般廃棄物焼却施設「八穂クリーンセンター」を長寿命化

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 三菱重工グループの三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社(MHIEC、社長:土井 亨、本社:横浜市西区)は、愛知県西南部の7市町村で構成される海部(あま)地区環境事務組合(津島市)から、一般廃棄物焼却施設「八穂(はちほ)クリーンセンター」(弥富市鍋田町八穂(はっぽ))の基幹的設備改良工事を受注しました。処理能力330トン/日のストーカ式焼却炉※設備を改修し、機能保全と設備寿命の延長措置をはかるもので、完成は2018年3月を予定しています。

八穂クリーンセンター
 同組合は、津島市、愛西市、弥富市、あま市、大治町、蟹江町、および飛島村のごみ・し尿処理事業を手掛けています。八穂クリーンセンターは、三菱重工業の設計施工により2002年5月に完成。処理能力110トン/日のストーカ炉3基および関連設備で構成されており、5,000kWの発電能力を備えています。

 今回の工事では、経年劣化した燃焼設備のごみ投入ポッパー・給じん装置、燃焼ガス冷却設備のボイラー本体、灰出し設備のスラグクレーン油圧バケット・養生コンベア、電気計装設備の排ガス分析計などを対象に、主要機器の更新および改造(部分更新)を行います。

 MHIECは、三菱重工が長年培ってきた環境装置分野の技術開発力と国内外を含めた豊富な廃棄物処理施設の建設・運営ノウハウを2008年に継承。多数の実績に基づく、建設から運営まで含めた総合的ソリューション提案力を強みとしています。

 MHIECは、今回の受注とこれまでの実績をベースに、既存廃棄物処理施設の省エネ化や安定稼動の維持・向上、さらに維持管理費などを含めたL.C.C.(ライフサイクルコスト)低減に向けた提案を積極的に推進し、受注拡大をはかっていきます。

※ 耐熱金属の角材を並べた床の上で、廃棄物などの焼却対象物を突き上げることで移動させながら燃焼させる焼却炉で、一般廃棄物焼却炉の主流です。

Tags: 環境装置,アジア,I&Iドメイン
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