Press Information

神奈川県の高座清掃施設組合から245トン/日の一般廃棄物焼却施設を受注

Print

 三菱重工グループの三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社(MHIEC、社長:土井 亨、本社:横浜市西区)は、神奈川県央部の3市で構成される高座清掃施設組合(海老名市)から、一般廃棄物焼却施設の建設・運営事業を受注しました。245トン/日の処理能力を持つストーカ式焼却炉※1設備を建設し、20年間にわたり運営を請け負うものです。建設・運営を合わせた総事業費は289億円(税抜)で、施設の稼動開始は2019年4月を予定しています。

完成予想図
 同組合は、海老名市と座間市、および綾瀬市のごみ・し尿処理事業を手掛けています。今回受注したのは「新ごみ処理施設整備・運営事業」で、設計・建設・運営を民間委託するDBO※2方式により、海老名市本郷に処理能力122.5トン/日の24時間燃焼式ストーカ炉2基を建設・運営します。既設ごみ焼却施設(処理能力150トン/日×1基、200トン/日×1基)の老朽化に対応し、代替施設を整備するものです。

 施設の建設は、MHIECおよび株式会社フジタがJV(共同企業体)を結成して手掛けます。また、運営事業は、MHIECおよびMHIECグループの重環オペレーション株式会社(横浜市西区)の出資により設立した高座エコクリエイション株式会社(海老名市)が担当します。このほか、建設・運営にあたっては、海老名市内の企業を含む8社が参画する地元密着型グループを結成し、地元企業との連携を重視した事業展開をはかっていきます。

 今回の入札は、価格に加え、技術力・運営ノウハウといった要素についても審査対象とする総合評価方式を導入して実施。MHIECグループの提案が、同組合が設置した施設整備検討委員会において優秀提案に選ばれたものです。

 MHIECは国内外でトップクラスの一般廃棄物処理施設の納入・運営実績を持っています。この実績をベースに、一般廃棄物の安定処理と再資源化に注力し、建設から運営を含めたソリューション提案を積極的に推進することで資源循環型社会づくりに貢献していきます。

※1ストーカ式焼却炉は、耐熱金属の角材を並べた床の上で、廃棄物などの焼却対象物を突き上げることで移動させながら燃焼させる炉で、一般廃棄物焼却炉の主流です。
※2 DBOはDesign Build Operateの略。施設は自治体などの公共機関が資金を出して所有し、民間業者にその設計から運営までを委託する方式です。

Tags: 環境装置,アジア,I&Iドメイン
mission_net_zero

三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

詳しくは: