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トリニダード・トバゴ共和国における

三菱ガス化学株式会社
三菱商事株式会社
三菱重工業株式会社
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 三菱ガス化学株式会社(以下、三菱ガス化学)、三菱商事株式会社(以下、三菱商事)および三菱重工業株式会社(以下、三菱重工)は、トリニダード・トバゴ共和国において、同国国営ガス会社であるNational Gas Company of Trinidad and Tobago Limited (以下、NGC)および同国企業のMassy Holdings Ltd.社(以下、Massy)と進めているメタノール/ジメチルエーテル製造販売事業について、株式会社国際協力銀行及び株式会社三菱東京UFJ銀行と融資契約を締結し、本製造事業を開始(最終投資決定)致します。

メタノールは主に天然ガスから生産され、接着剤、農薬、塗料、合成樹脂、合成繊維の原料等幅広い用途に使用されています。また、ジメチルエーテルは、LPG代替、自動車及び発電向けディーゼル燃料代替として注目されている次世代クリーンエネルギーです。

 三菱ガス化学、三菱商事、Massyの3社は、当該事業において生産されるメタノールを世界中で販売します。また、トリニダード・トバゴ共和国政府と協力し、同国並びに周辺カリブ諸国において、ジメチルエーテルのディーゼル燃料代替促進に向けたプロモーションを行います。

三菱重工はEPC契約に基づき、プラントの設計から建設までを担当します。
 

 メタノールの世界需要は年間約65百万トンであり、今後もGDPの伸びに沿った成長が見込まれております。 そのような状況下、同国の天然ガスを主原料として、基礎化学品であるメタノールや液化ガスであるジメチルエーテルを製造することは、同国並びに周辺カリブ諸国の経済成長を支えるとともに、世界的に伸長するメタノール需要を満たすことに貢献する意義の深いプロジェクトであると認識しています。

<当該プロジェクトの概要>
会社名                     : Caribbean Gas Chemical Limited(設立2013年3月)
所在地                     : La Brea, Union Estate Industrial Estate
生産品目、生産量      : メタノール=100万トン/年
                                  ジメチルエーテル=2万トン/年
総投資額                 : 990百万US$ 
資本金                     : 297百万US$
出資比率                 : 三菱ガス化学=26.25%
                                三菱商事=26.25%
                                三菱重工=17.5%
                                NGC=20.0%
                                Massy=10.0%
                                完工時期 : 2018年12月
運転開始                 : 2019年3月


Tags: EPC,化学プラント,MHIENG
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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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