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東京都交通局に日暮里・舎人ライナーの新型車両を1編成納入
朝夕ラッシュ時の混雑緩和に貢献

発行 第 5679号
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 三菱重工業は近く、東京都交通局に日暮里・舎人ライナー向けの新交通システム車両を1編成(5両)納入します。大幅な軽量化とG-Fit※1を用いたロングシート配列により輸送力を向上させた新型車両で、朝夕ラッシュ時の混雑緩和に貢献します。営業運転開始は2015年10月の予定です。

 今回の新型車両「330形」は、シート配列をロングシート化して大幅な輸送量のアップをはかるとともに、オールダブルスキンアルミ構体を採用するなど既存車両に比べ1両当たり1.5トン近く軽量化を行いました。その結果、シート数は19席、満車輸送人員は97人※2(いずれも1編成当たり)増やすことに成功しています。この大幅な車両の軽量化は、省エネや部品の長寿命化によるライフサイクルコストの低減につながります。台車は、当社の最新型ボギー台車T-smover※3を採用しています。

 日暮里・舎人ライナーは東京都が運営する公共交通機関で、日暮里駅(東京都荒川区)から見沼代親水公園(東京都足立区)までの13駅(約10km)を結んでいます。2008年の開業以来、沿線の発展に伴い利用者が年々増加し、混雑を緩和する車両の登場が待たれていました。

 新交通システムは、ゴムタイヤを用いているため低振動・低騒音の沿線環境に優しいシステムです。当社は、東京都内では2010年に東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ)向け新型車両を18編成(108両)受注(2014年1月から営業運転に投入)したほか、2011年には中国・マカオLRT向け新型車両を79編成(158両)受注するなど、新交通システムで世界に貢献しています。

※1 快適性を追求した次世代の通勤車両用シートです。
※2 既存車両300形の満車輸送人員は300形の公表車両重量から算出。
※3 軽量、高耐久性、低振動、低騒音、メンテナンスの容易性を備えた新型台車です。

    
日暮里・舎人ライナー 330形新型車両の外観     日暮里・舎人ライナー 330形新型車両の室内


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長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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