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広範なエネルギー関連技術の開発に向けた包括的協力の覚書(MOU)を締結

三菱重工業株式会社
ENGIE社
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 三菱重工業とフランスの大手電力・ガス会社ENGIE社は、各種電源による発電から電力の供給、およびそれらの技術革新を含めたエネルギーバリューチェーンの全分野において協力を推進していくことで合意しました。両社のトップである宮永俊一社長兼CEOとジェラール・メストラレ(Gérard Mestrallet)会長兼CEOが包括的協力の覚書(MOU:Memorandum of Understanding)に調印したもので、10月5日に、東京で行われた日仏首脳会談での成果も踏まえ、両社は今後、密接に連携し、広範囲にわたるエネルギー分野の革新的技術を、地域ごとの状況に応じて全世界に提供していくための協調を開始します。

 今回の協力の合意は、火力発電、原子力発電、再生可能エネルギー、分散電源などを広くカバーするとともに、電力供給におけるエネルギー効率の向上や資源利用の最適化、さらにはCO2排出削減などを実現する多様な革新的技術と、その継続的な運用に必要なメンテナンスなどのサービスを対象とするものです。

 両社はとくに、各地域の電力事情、環境規制などに応じた発電設備の効率向上とCO2排出削減を可能とする技術とサービスの開発に注力していく方針です。それらには、火力発電設備とその付帯設備の最適化、高効率ガスタービン市場の開拓、電力・熱・水素の複合生産、燃料電池、モニタリングシステムのほか、カーボンフリーの基幹電源としての原子力発電事業の推進、市場開拓など、広範な革新的ソリューションの開発が含まれています。

 三菱重工の宮永社長は次のように述べています。「現在、エネルギー分野全体で進行している変化と、大幅な温室効果ガスの削減ニーズは、より早いサイクルでの技術革新と、電力供給における一連のプロセス全体への俯瞰的視野が求められている。今回の覚書に基づく発電・環境技術のサプライヤーと、電力供給を担う会社の緊密な協力は、技術・サービスの市場導入までの期間短縮と、より的確な電力利用者のニーズへの対応に資するとともに、資源を最高の効率により利用するシステムの開発を可能にする。」

 ENGIE社のジェラール・メストラレ会長は次のように述べています。「今回の協力の合意は、全世界のエネルギー分野に最新のソリューションを提供していくという両社相互のコミットメントを謳ったものであるとともに、両社の高度な技術力とこれまでの協働の経験をベースに、新たな協力の道を拓くものとなると確信している。」

 三菱重工とENGIE社は、これまでにも発電設備をはじめとする数々の技術の分野で協力を行ってきましたが、今後、これをさらに加速し、全世界のプロジェクトで緊密な協力を積み重ねていきます。

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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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