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三菱重工グループの三菱重工船舶海洋株式会社(社長:横田 宏、本社:長崎市)は、アストモスエネルギー株式会社向けに大型LPG(液化石油ガス)運搬船を受注しました。三菱重工船舶海洋が10月1日に発足後初めての受注で、2013年以降にアストモスエネルギー向けとして三菱重工業が受注した4隻と同船型です。世界最高レベルの省エネ性を誇り、世界の主要LPGターミナルに柔軟に対応できるほか、新パナマ運河にも適合した仕様となっており、完成・引き渡しは2018年第4四半期を予定しています。
三菱重工船舶海洋が受注したLPG運搬船は、長さ230.0m、幅36.6m、喫水11.1m。総トン数は4万8,300トン(載貨重量トン数5万1,100トン)、LPG積載量は8万3,000m3です。先に三菱重工が受注した4隻とともに、同社が建造し完成させます。独自の船型を採用したことなどにより、優れた燃費性能とLPGターミナルごとに異なるさまざまな接続条件への高い適応性を実現しています。また、2016年前半にも運用開始が見込まれる新パナマ運河を通過できるよう、係船装置なども世界最新の設備を搭載します。
アストモスエネルギーは現在、自社所有の6隻および他社と契約している定期用船15隻を合わせ21隻の大型LPG運搬船を運用しています。そのうち自社所有船すべてと定期用船10隻の計16隻は、三菱重工 長崎造船所で建造したものです。
同社は、2015年度からの新中期計画で、現在年間1,000万トンのLPG取扱量を2017年までには1,200万トン超まで増やすことを目指しており、LPG輸送体制を拡充していく方針です。今回の造船契約もこの方針を受けたもので、本船は同社が運航する1990年代前半建造船の代替船として就航する運びとなっています。
米国のシェール革命により、中長期的には極東を含めた世界市場で北米産LPGの需要増大が予想され、輸送距離の伸長や拡幅された新パナマ運河を使った輸送量の拡大が不可欠となっています。また、船舶運航についても世界的に環境規制が強化されつつあります。本船は、こうした状況を受けてアストモスエネルギーが進める最新鋭のLPG輸送船団整備計画に対応するものです。
三菱重工船舶海洋は、三菱重工の長崎地区における商船建造を承継した船舶建造事業子会社として、今回受注したLPG運搬船やLNG(液化天然ガス)運搬船に特化し、連続建造により生産性の向上をはかっていきます。
アストモスエネルギーは現在、自社所有の6隻および他社と契約している定期用船15隻を合わせ21隻の大型LPG運搬船を運用しています。そのうち自社所有船すべてと定期用船10隻の計16隻は、三菱重工 長崎造船所で建造したものです。
同社は、2015年度からの新中期計画で、現在年間1,000万トンのLPG取扱量を2017年までには1,200万トン超まで増やすことを目指しており、LPG輸送体制を拡充していく方針です。今回の造船契約もこの方針を受けたもので、本船は同社が運航する1990年代前半建造船の代替船として就航する運びとなっています。
米国のシェール革命により、中長期的には極東を含めた世界市場で北米産LPGの需要増大が予想され、輸送距離の伸長や拡幅された新パナマ運河を使った輸送量の拡大が不可欠となっています。また、船舶運航についても世界的に環境規制が強化されつつあります。本船は、こうした状況を受けてアストモスエネルギーが進める最新鋭のLPG輸送船団整備計画に対応するものです。
三菱重工船舶海洋は、三菱重工の長崎地区における商船建造を承継した船舶建造事業子会社として、今回受注したLPG運搬船やLNG(液化天然ガス)運搬船に特化し、連続建造により生産性の向上をはかっていきます。
三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。
詳しくは:
- 三菱重工グループのウェブサイト: www.mhi.com/jp
- オンラインマガジン SPECTRA: spectra.mhi.com/jp
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