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潜水艦「じんりゅう」を神戸造船所で引渡し

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 三菱重工業は7日、神戸造船所(神戸市兵庫区和田崎町)の第三岸壁において、防衛省向け潜水艦「じんりゅう」の引渡式を行いました。同艦は海上自衛隊の最新潜水艦「そうりゅう」型の7番艦で、1番艦そうりゅう以来当社が建造した4隻目であり、戦後同造船所で建造した潜水艦としては26隻目となるものです。

 式典には若宮健嗣防衛副大臣、武居智久海上幕僚長、渡辺秀明防衛装備庁長官をはじめとする防衛省関係者が多数列席。当社からは水谷久和 取締役常務執行役員 防衛・宇宙ドメイン長が出席しました。

 そうりゅう型は、世界最大級の通常動力潜水艦で、内燃機関の作動に必要な酸素を大気中から取り入れるための浮上航行やスノーケル航行を必須としないAIP(Air-Independent Propulsion:非大気依存推進)システムを搭載し、探知されにくいステルス性能に優れた大洋型の潜水艦です。最新鋭の技術が随所に採用され、高い運用実績をあげています。

 じんりゅうの主要目・工程は次のとおりです。

<主要目>
全長        84.0m                       
全幅            9.1m
深さ            10.3m
基準排水量            2,950トン
主機関                    ディーゼル・スターリング 電気推進 1軸
軸馬力                    8,000PS
水中速力                20ノット
乗員数                    約65名
主要兵装                水中発射管、スノーケル、潜水艦ソーナーシステム

<工 程>
起工              2012年(平成24年)2月14日
進水              2014年(平成26年)10月8日
引渡し          2016年(平成28年)3月7日




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