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三菱重工業は1日午前、東京・港区の品川インターシティホールにおいて2016年度の入社式を行いました。同日から当社の一員となり社会人生活のスタートを切った新入社員に対し、宮永俊一社長が、ものづくり企業のトップとして、また社会人の一先輩として、激励のことばを贈ったもので、社長は当社社員としての心構えを示すとともに、若い社会人たちの今後の活躍に強い期待を表明しました。
<社長挨拶要旨>
【三菱重工業とは】
【三菱重工業とは】
- ○三菱の発祥は、明治3年(1870年)に創業者の岩崎彌太郎が九十九(つくも)商会を興したことに遡り、明治17年(1884年)の長崎造船所開業から当社の本格的な事業が始まりました。以来132年、国内外300社以上で構成する企業集団として、社会と産業の発展のために強い使命感を持ち事業展開しています。最近は、英国で世界最大出力の洋上風力発電設備や、都市交通システムでは世界最大規模となるカタールの地下鉄「ドーハメトロ」のプロジェクトに参画。国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)は、昨年11月に初飛行を成功させ、強みの総合力を形にして新たな価値を生み出した輝かしい一例です。
- ○グローバル展開を加速し、「5兆円超事業規模」の早期実現に向け、従来の枠組みに囚われない戦略と施策を推進しており、昨年度に新中期経営計画「2015事業計画」をスタートさせました。組織体制改革も実施し、9つあった事業部門を「エネルギー・環境」「交通・輸送」「防衛・宇宙」「機械・設備システム」の4ドメインに集約・再編。この4月からは複数製品の共通部分・エンジニアリング機能を集約した「エンジニアリング本部」を新設し、全社一体で大型プロジェクトに取り組みます。さらに、他企業との協力や事業買収も成長施策としたことの目玉が、一昨年設立した日立製作所との合弁会社「三菱日立パワーシステムズ」で、火力発電システムでグローバル・トップ企業を目指します。昨年、独シーメンス社との製鉄機械部門統合で設立したPrimetals Technologies社や、今後のフォークリフトを中心とした物流機器、エンジンおよびターボチャージャ事業の統合も、当社グループ全体の競争力強化を狙うものです。また、創立130周年を機に「女性の活躍と更なる多様性(ダイバーシティ)の尊重」を掲げ、さまざまな活動を進めています。
- ○ 「この星に、たしかな未来を」(Our Technologies, Your Tomorrow)
この言葉には、「地球環境を重視したグローバルな企業活動を通じて、世界規模での持続型社会実現に向けて貢献し続ける企業」となるという“志”が込められています。世界が抱える多くの課題を幅広い技術とエンジニアリング力で解決する「ものづくり企業」として、人々の夢や願いをかなえ、感動を与えていきたいと思います。
- ○ 「顧客第一の信念に徹し、社業を通じて社会の進歩に貢献する」
お客様のニーズに応え、社会の進歩に貢献していくことが全員の誇りで生きがいです。 - ○ 「誠実を旨とし、和を重んじて公私の別を明らかにする」業務の透明性を高め、法令遵守を徹底して、社会的責任を積極的に果たしていきます。
- ○ 「世界的視野に立ち、経営の革新と技術の開発に努める」
当社グループの経営や技術の力を世界最高水準に保つ努力を続け、日本の技術立国の一翼を担っていくことが使命であり、今の時期にこそ皆で実践していきたいと思います。
- ○ 世界から認められる「企業人」、「社会人」となること
仕事に全力を注ぎ、お客様や仲間のために心を尽くして働くことで、世界が広がり深まります。また、国際語である英語を使えるように努力を継続してください。 - ○ 奥の深い「プロフェッショナル」になれ
仕事をよく理解し、確実・丁寧に遂行することがよい訓練となり、仕事の深さと広さ、複雑さが増しても経験を積み重ねることができます。そして「専門知識の習得」だけでなく「人々と協調する力」を高め、信頼・尊敬されるプロフェッショナルになってください。 - ○ 心と体の健康に気をつけて
生活の基盤である心と体の健康に気をつけて、自分なりに心身のバランスがとれた会社生活を心がけてください。
入社式で挨拶をする宮永社長
三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。
詳しくは:
- 三菱重工グループのウェブサイト: www.mhi.com/jp
- オンラインマガジン SPECTRA: spectra.mhi.com/jp
- YouTube: Discover MHI
- Twitter: @MHI_Group | @MHI_GroupJP
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