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北米ターボチャージャ・エンジン事業拠点の商号を変更

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 三菱重工業は、ターボチャージャおよびエンジン事業の北米拠点である米国のMitsubishi Engine North America, Inc.(MENA、本社:イリノイ州アイタスカ)の商号を、7月1日付で「Mitsubishi Turbocharger and Engine America, Inc.」に変更します。同社が昨年から現地生産を手掛けるターボチャージャの事業規模が急速に拡大していることから、現状の事業内容を反映した商号に改め、需要が好調な北米市場のみならず、中南米をはじめとする新興国市場での事業拡大を加速していきます。

 Mitsubishi Turbocharger and Engine America, Inc.は、当社の100%出資による現地法人で、産業用エンジンの販売およびターボチャージャの製造・販売、両製品に関するサービス・部品供給に取り組んでいます。

 同社は1985年、北米における産業用エンジンの販売・サービス拠点としてスタート。当社グループの売り上げ拡大に貢献してきました。

 当社主力量産品事業の一つであるターボチャージャについては、冷熱事業の北米子会社Mitsubishi Heavy Industries Climate Control, Inc.(MCCA)のカーエアコン用コンプレッサ生産工場(インディアナ州フランクリン)に、生産ラインを設けるシェアドファクトリー(複数製品生産工場)方式を採用し、MENAの工場を2015年に開業しました。ガソリンエンジン車が多い北米市場でも燃費規制強化を背景に、燃費性能改善に寄与するターボチャージャ塔載エンジンに対するニーズが高まっているため、今年度から現地での本格量産に移行。今後、品質・コスト面での競争力を高めながら納期短縮をはかり、さらなる販売拡大につなげていきます。

 産業用エンジンについても、最先端の技術で排ガス規制強化に対応した製品の供給を継続し、発電用では非常用や分散型電源ニーズに対応し、舶用では内航船市場でのシェアアップ等、さらなる事業拡大をすすめていきます。

 当社はターボチャージャ、エンジンともに世界最適の生産・調達体制を構築することで、グローバル市場でのシェア拡大に取り組んでいます。Mitsubishi Turbocharger and Engine America, Inc.は、これらグローバル最適生産・調達体制の一翼を担いつつ、さらなる事業拡大を推進していきます。


乗用車用ターボチャージャ         発電用1,500kWディーゼルエンジン


Tags: 自動車関連,北米,I&Iドメイン
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