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タイに陸上輸送用冷凍ユニットの販売・アフターサービス会社を設立
現地パートナー企業のマハジャック社と合弁で

発行 第 5769号
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 三菱重工グループの菱重コールドチェーン株式会社(RCC、社長:安藤 憲生、本社:東京都千代田区)は本年10月、タイに陸上輸送用冷凍ユニット(通称:陸上レフユニット、陸レフ)の販売・アフターサービス会社を、現地企業のマハジャック社(Mahajak Industry Co., Ltd.)と合弁で設立します。同国をはじめ東南アジアで高まっている低温物流ニーズに応えて拡販をはかるのが狙いです。

 RCCは、三菱重工業100%出資による陸レフの国内総販売会社です。合弁会社名は「RCC Asia Co., Ltd.」で、RCCが10%を出資し、残り90%をマハジャック社が出資して設立。社長にはマハジャック社からChatchawan Kanchanachayphoom氏が就任します。本社をバンコク郊外にあるマハジャック社のグループ会社敷地内に構えます。将来的にはRCCによる増資を通じた事業規模拡大も検討していきます。

 マハジャック社は、ボルトやスクリュー、ばねの製造・販売会社として1969年に設立、その後音響機器販売、空調機器販売、コールドチェーン事業展開等でタイ有数の企業として成長してきました。同社とは、当社の家庭用および業務用エアコンの生産・販売を手掛けるタイの合弁企業であるMitsubishi Heavy Industries-Mahajak Air Conditioners Co., Ltd.(略称:MACO社)の出資パートナーとして、1988年のMACO社設立以来友好関係を築いています。協業実績のある現地企業と組むことで、新会社の順調かつ安定的な運営が期待できます。

 タイをはじめ東南アジア地域では、生活水準の向上に伴い、日系企業や現地企業によるコンビニエンスストアの多店舗展開が活発化するなど、食品分野などを中心に低温物流に対するニーズが急速に高まっています。現地に当社の陸レフを導入している企業の間では、RCCが日本で行っているのと同等の取り付けやアフターサービスに対する要望が強まっており、直轄による拠点確保が必要となっていました。新合弁会社の設立は、こうした状況を受けたものです。

 当社は、RCCおよびマハジャック社との緊密な連携を通じて、新合弁会社の事業展開を強く支援し、陸レフの拡販に力を注ぐことでタイおよび東南アジアの低温・高鮮度物流発展に貢献していきます。

   
三菱輸送用冷凍ユニット
TDJS40D/TU100SA Multi


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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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