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改良型マルチドア対応ホームドア「どこでもドア®」の実証試験を実施

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 三菱重工グループの三菱重工交通機器エンジニアリング株式会社(MHI-TES、社長:坂本 一秀、本社:広島県三原市)が開発を進めてきた「どこでもドア®」について、京浜急行電鉄株式会社(社長:原田 一之、本社:東京都港区)の協力のもと、2016年秋から京急久里浜線 三浦海岸駅1番線において実証試験を開始します。

 今回の実証試験は、国土交通省鉄道局の鉄道技術開発費補助金の交付を受けて行われます。この「どこでもドア®」は、これまで課題であった、ドア数やドア位置の異なる車両が運行する路線に対応するホームドアとして開発を進めているものです。社内検証結果を反映したプロトタイプ機を製作し、三浦海岸駅1番線の1車両分に設置。車両改修を必要とせず地上設備のみでホームドア開閉の連携が可能な「地上完結型簡易連携システム」(※)を実証するとともに、実際の運用環境のもとでの耐久性能を検証します。

 MHI-TESは、今回の試験を通じて「どこでもドア®」の安全性ならびに耐久性能の確認を行い、今後ますます需要が見込まれる「TASC(定位置停止装置)レス路線」へのホームドア設置において、多種多様な車両の運行ニーズに対応するホームドアシステムを提供します

※「地上完結型簡易連携システム」はMHI-TESとJR東日本メカトロニクス株式会社との共同開発技術です。



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三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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