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他造船会社とのアライアンス構築に向けた協議を開始

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 三菱重工業は、昨年10月に長崎地区にて事業会社を設立し、商船事業の構造改革を推進していますが、造船業界を取り巻く環境は、世界規模で急激に変化してきており、日本の造船業がグローバル市場で競争力を確保し、持続的に成長していくためには、迅速かつ革新的な取り組みが求められていると認識しています。

 当社は、そのような認識を共有するとともに、商船事業のグローバル市場における競争力の相互補完やシナジーが見込める今治造船株式会社、株式会社大島造船所、株式会社名村造船所との間で、新たなアライアンス構築に向けた協議を開始します。これは、当社の強みである造船技術力およびエンジニアリング力と、他造船会社の有する製造能力およびコスト競争力とを組み合わせ、開発力の強化も含めて、商談への対応力向上と一層のコストダウンを実現し、グローバル市場における競争力強化を加速するものです。今後、各社との協議を進め、アライアンス構築の内容については、詳細が固まった段階で改めて公表します。

 また、当社が有する商船技術リソースを以って日本の造船技術の継承・発展に資することとし、日本の商船技術を世界に発信していく新たな基盤技術づくり・人材育成を目的として、先進技術開発、造船技術・技能教育を行う技術センターの設立の検討を開始します。今後、日本の造船・海運等の各社に本センターへの参加を広く呼びかけ、業界の様々な知見の融合により、世界における日本の造船業のプレゼンス向上を目指します。

 なお、客船事業については、社内客船事業評価委員会の調査・検討結果に基づき取りまとめ段階に入っており、本年10月を目途に別途発表する予定です。

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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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