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V164-8.0MWの高出力モデルが風力発電・単機発電量の世界記録を達成

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 三菱重工業とデンマークのヴェスタス社(Vestas Wind Systems A/S)の洋上風力発電設備合弁会社であるMHI Vestas Offshore Wind A/S(MHIヴェスタス)は、定格出力8,000kWの洋上風力発電設備であるV164-8.0MWのプロトタイプ機を9,000kWまで高出力化した新モデルを用いて、24時間で21万6,000kWhの発電を2016年12月1日に記録しました。1基の風力発電設備が1日に達成した発電量としては世界最高です。

 新モデルのV164は、特定の条件下で9,000kW運転を達成したものです。出力を増大させることにより、ウィンドファームの設置基数を削減できることから、投資費用の抑制が可能になります。また、既存のV164プロトタイプ機のプラットフォームを活用したことで、信頼性の向上にもつながっています。

 今回の世界記録は、デンマーク北部ウスタイル(Østerild)試験場において24時間実施された陸上実証運転で達成されたもので、出力9,000kWで市場に投入できることを証明しました。

 ベースとなったV164-8.0MWは、英国バーボバンク(Burbo Bank)洋上風力拡張プロジェクト(32基、25万6,000kW級)向けですでに据付を完了しており、受注済み設備の総発電出力は160万kWを超えています。
デンマーク北部 ウスタイル試験場のV164-8.0MW

Tags: 再生可能エネルギー,欧州,パワードメイン
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