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ビル用マルチエアコンで新モデル6機種を発売

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◆大容量の室外機20馬力タイプを新投入

◆20馬力ユニットは最小の設置面積

◆室内機-室外機間の最大高低差を90mまで拡大

三菱重工グループの三菱重工サーマルシステムズ株式会社(MTH、社長:楠本 馨、本社:東京都港区)は、ビル用マルチエアコン「ハイパーマルチ(Hyper Multi)」シリーズに新モデル「LX5」6機種を投入し、2018年2月から順次発売します。ハイパーマルチLX5の室外機は、10馬力、12馬力、14馬力、16馬力、18馬力、20馬力で構成され、2台または3台の組み合わせで20通り、最大54馬力までの空調容量に対応できます。特に20馬力は、これまでの10馬力2台の組み合せタイプに加え、1台で20馬力の大容量タイプもラインアップすることで設置面積の省スペース化にも貢献でき、従来製品からのスムーズな更新対応も可能となります。

写真:20万馬力登場により省スペース化を実現

新シリーズは、全機種で室外送風機の機外静圧を大幅にアップさせ、業界トップ※1となる85Pa(パスカル)を実現し、室外機からの排気性能を向上させました。排気ダクトへの対応能力強化により室外機の据付場所の自由度が拡大し、従来設置が困難であった都市部の狭所にも設置が可能となりました。

さらに、室外機と室内機との高低差を業界最高クラスの90mまで拡大したほか、同一系統室内機間の高低差も30mまで拡大するなど、複数階にまたがって室内機が設置されることの多い高層ビルなどにもいっそう対応しやすくなりました。また、冷房時の外気温度(使用可能範囲)上限を従来製品(LX4)の43℃DB(乾球温度)から46℃DBに拡大し設置の自由度を上げています。

空調機としての基本性能の向上もはかっており、特に20馬力大容量モデルについては、設置面積を従来比半分の0.97m2(幅×奥行:1,350×720mm)に削減した上で、冷房COP※2は2.77と現在販売されている20馬力大容量モデルでは業界最高※1の省エネ性を実現しています。

MTHは、引き続きビル用マルチエアコンやパッケージエアコン、その他の機器において、施工・設置性などに優れた製品を開発することでさまざまな更新需要にお応えするとともに、省エネ性の追求を通じて地球環境保全にも貢献していきます。

※1 2017年11月現在でのMTH調べ。
※2 COP(Coefficient of Performanceの略)は、定格能力(kW)/消費電力(kW)で求められる成績係数で、値が大きいほど省エネ性に優れています。

写真:10・12馬力
10・12馬力
写真:14~20馬力
14~20馬力
 

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