Press Information

空調機器をIoTで一括管理するサービス 「M-ACCESS(エム-アクセス)」の提供を開始

Print

◆ 遠隔で多拠点の空調機器を24時間365日一元管理

◆ 年間消費電力量と、天気予報情報に基づく消費電力量最適化機能を搭載

◆ 2018年1月開始、最適省エネ制御により店舗やオフィスビルをサポート

三菱重工グループの三菱重工サーマルシステムズ株式会社(MTH、社長:楠本 馨、本社:東京都港区)は、インターネットを介して遠隔で空調機器の状態を監視し省エネ制御を可能にするサービス「M-ACCESS(エム-アクセス:Mitsubishi-internet-Access)」の提供を来年1月から開始します。これにより24時間365日、空調機器の運転状態を見守り、さらに、最適な省エネ制御を提供することで、店舗やオフィスビルのトータルマネジメントをサポートします。

画面事例 拠点別のトップページ 多拠点を一元管理
【画面事例 拠点別のトップページ 多拠点を一元管理】
画面事例 建物ごとの状況を示す
【画面事例 建物ごとの状況を示す】
 

このM-ACCESSは、クラウド型ゲートウェイ機器を採用した遠隔監視システムを特徴としており、距離の離れた多拠点の空調機器を、IoT(モノのインターネット)関連技術により、一元管理することが可能です。パソコンやタブレット端末を利用して、インターネットを介し、遠隔地にある空調機器の状態を容易に監視および操作できます。また、ビル用マルチエアコンだけでなく、店舗用パッケージエアコンやルームエアコン、暖房機も接続でき、多種多様な空調機器の接続が可能です。

最大の特長である省エネ機能では、設定温度シフトや運転モード変更などの基本機能に加え、消費電力量グラフ表示によって省エネ意識の向上を狙うサイネージ機能※などを搭載。加えて、あらかじめ設定した年間消費電力量と天気予報情報に基づく消費電力量最適化機能により、ビル全体のきめ細かいエネルギーマネージメントを実現します。

写真:画面事例 消費電力量グラフ表示
【画面事例 消費電力量グラフ表示】

さらに、データセンターに収集したビッグデータの分析により、空調機器の変調を事前に把握することで突然の故障を回避でき、機器の性能低下を抑制するとともに製品寿命の延長をはかり、ライフサイクルコストを低減できるシステムを現在開発中です。これにより、万が一の故障の際にも速やかに電子メールがお客様とMTHのサービス拠点に発信され、迅速な対応により復旧時間の短縮につなげることができます。

写真:全体の系統図
【全体の系統図】
写真:クラウド型ゲートウェイ機器
【クラウド型ゲートウェイ機器】

MTHは今後も、市場ニーズが高い省エネ性や操作性、快適性に優れた空調製品の開発と併せて、快適な空調ソリューションの提供に力を注いでいきます。

※サイネージ機能とは、空調機の消費電力を電子化して、画像などを配信する機能です。


mission_net_zero

三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

詳しくは: