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チャイナ・コスコ・シッピングと方形SOxスクラバーの実証試験で合意 大型船に搭載し、省スペース・高効率除去性能を検証へ

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三菱重工業は6月5日、グループ企業の三菱造船株式会社および三菱日立パワーシステムズ株式会社(MHPS)が共同開発した大型船舶向けの方形スクラバーについて、中国国営造船集団である中遠海運重工有限公司(COSCO Shipping Heavy Industry Co., Ltd.:CHI、本社:上海)のグループ造船会社であるCOSCO Shipping Heavy Industry (Dalian) Co., Ltd.(CHI大連)と連携してChina COSCO Shippingの大型船に実証試験機を搭載することで合意しました。

この方形スクラバーは、三菱造船の船舶エンジニアリング力とMHPSの総合排煙処理技術の融合(注)により実現したものです。限られた設置スペースを有効に活用できる利点に加え、MHPSが火力発電所向け排煙脱硫装置で培った高い脱硫技術により、硫黄分濃度3.5%の安価なC重油燃料を燃焼させたガス中のSO2(二酸化硫黄)を、2020年に全海域が対象となる厳しいSOx(硫黄酸化物)排出規制レベルに適合する0.1%硫黄分燃料相当まで低減することができます。

当社は今後三菱造船およびMHPSを通じて、CHI大連と方形スクラバーの製造・販売提携に向けた協議を進めていきます。

  • 三菱重工グループでは、この方形スクラバー技術を活用した製品の一つとしてこのほど、煙突と排ガス洗浄装置を一体構造とした船舶用機能性煙突「ACTIVE FUNNEL(アクティブ・ファンネル)」の販売も開始しています。
調印式
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Tags: I&Iドメイン,船舶・海洋
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三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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