Press Information

三菱造船 下関で阪九フェリー向けカーフェリー シリーズ1番船の命名・進水式を実施

Print

◆ 「星空と海をのぞむ癒しの旅」をコンセプトに、最上階に広い眺望空間を確保

◆ 在来船比6%省エネ化、スクラバーでSOx排出規制対策

三菱重工グループの三菱造船株式会社(社長:大倉 浩治、本社:横浜市西区)は2日、阪九フェリー株式会社向けに2隻を受注して建造中であるカーフェリー シリーズのうち1番船の命名・進水式を行いました。本船は、同社が運航するカーフェリー4隻のうち「やまと」の代替となるもので、「せっつ」と名付けられました。今後は艤装工事を経て2020年2月に予定する引渡しの後は、新門司~神戸航路に就航する運びです。

三菱重工業 下関造船所 江浦工場(山口県下関市)で行われた式典には、関係者多数が出席。阪九フェリーの入谷 泰生会長による命名に続いて、寄港地ゆかりの女性2人(注)による支綱切断が行われました。

本船は、長さ約195m、幅29.6m、深さ20.6m、喫水6.7m、総トン数約1万6,300トンです。旅客定員663人で、8.5mトラック約277台および乗用車約188台の積載能力があり、荷役設備として舷側ランプ扉2基、船尾中央ランプ扉1基を搭載しています。船のコンセプトは「星空と海をのぞむ癒しの旅」で、内装は港町神戸をイメージ。客室最上階である7階には開放感のある広い空間を設け、船内で一番大きな窓からは星空と瀬戸内海が眺望でき心躍るクルージングを楽しむことができます。

環境面への配慮では、新型最適船型の採用などにより在来船と比べ約6%の省エネルギーを実現。また、2020年から全海域が対象となるSOx(硫黄酸化物)の排出規制への対応策として排ガス処理装置(スクラバー)を搭載します。

三菱造船は、今後も引き続き輸送能力、居住快適性、および燃費性能・環境性能に優れた貨客船や輸送船を建造していくことにより、海上交通の活性化と環境保全に貢献していきます。

  • 新門司港側を代表して北九州ポートアテンダントの塩田 真子さん、ならびに神戸港側を代表して神戸マリンメイトの吉村 桃香さん。
「せっつ」命名・進水式の様子
「せっつ」命名・進水式の様子
「せっつ」命名・進水式の様子
「せっつ」命名・進水式の様子

「せっつ」命名・進水式の様子


Tags: 船舶・海洋,I&Iドメイン
mission_net_zero

三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

詳しくは: