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三菱重工業は18日、日本政府の方針に基づき独立行政法人 日本原子力研究開発機構(以下 原子力機構)が推進する高速増殖炉(FBR)の開発を担う中核企業に選定された。
今回の中核企業の選定は、世界をリードする日本製FBRの開発を加速していくため、文部科学省、経済産業省、電気事業連合会と原子力機構が、FBR開発に関する責任と権限を技術開発力と実績を有する中核企業1社に集中させ、明確な責任体制のもとで推進していくことを狙いとして進められた。
FBRは、現在広く原子力発電に用いられている軽水炉とは異なり、ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を高速の中性子を用いて燃焼させることにより、消費した以上の燃料を生産(増殖)する原子炉。将来にわたるエネルギーの安定供給などの観点から、わが国ではこのFBRを軽水炉に続く21世紀の原子力発電の主力システムと位置付け、国家プロジェクトとして、実用化に向けた開発が推進されてきた。
当社においても、FBRを原子力事業の中核の一つとして、1960年代より積極的に開発を進めてきたが、今回の選定は、当社の高い原子力技術のほか、これまでのFBR開発における豊富な実績と、多数のFBR技術者を擁する点などが評価されたものと受け止めている。
当社は今後、FBR開発の中核を担う企業として、そのエンジニアリングを一括して取りまとめる新会社を設立、2025年の運転開始を目指すFBR「実証炉」建設と、2050年までに軽水炉の代替として導入される予定のFBR「実用炉」の建設に向け、積極的に取り組んでいく。
FBRは、現在広く原子力発電に用いられている軽水炉とは異なり、ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を高速の中性子を用いて燃焼させることにより、消費した以上の燃料を生産(増殖)する原子炉。将来にわたるエネルギーの安定供給などの観点から、わが国ではこのFBRを軽水炉に続く21世紀の原子力発電の主力システムと位置付け、国家プロジェクトとして、実用化に向けた開発が推進されてきた。
当社においても、FBRを原子力事業の中核の一つとして、1960年代より積極的に開発を進めてきたが、今回の選定は、当社の高い原子力技術のほか、これまでのFBR開発における豊富な実績と、多数のFBR技術者を擁する点などが評価されたものと受け止めている。
当社は今後、FBR開発の中核を担う企業として、そのエンジニアリングを一括して取りまとめる新会社を設立、2025年の運転開始を目指すFBR「実証炉」建設と、2050年までに軽水炉の代替として導入される予定のFBR「実用炉」の建設に向け、積極的に取り組んでいく。
三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。
詳しくは:
- 三菱重工グループのウェブサイト: www.mhi.com/jp
- オンラインマガジン SPECTRA: spectra.mhi.com/jp
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