Press Information

ターボ分子ポンプ事業の譲渡を検討

Print

 三菱重工業は、21日、ターボ分子ポンプ事業を株式会社島津製作所(取締役社長:服部 重彦)へ譲渡する方向で検討を進めることにつき同社と合意した。事業の譲渡日は2007年度下期を目途とする。

 ターボ分子ポンプは、半導体や液晶製造装置メーカー向けを中心に提供している真空ポンプ。当社は1986年に市場参入して以来、当社の回転体技術をベースに事業を拡大させてきたが、経営の選択と集中を進めるなかで、ターボ分子ポンプ事業を強化する島津製作所に譲渡する方向で検討を進める。現在の事業規模は約30億円。

 当社は、同製品の主力事業所である広島製作所において、基幹事業であるプラント向けコンプレッサー事業、および成長が期待される有機ELや太陽電池の製造装置等に注力し、経営資源を集中していく計画。一方、島津製作所は、当社の同製品事業を統合し、ターボ分子ポンプを世界のトップブランドに育成する意向。今回の合意は、このような両社の利害が一致したもの。

 譲渡対象は、当社のターボ分子ポンプ事業にかかわる専用の設備や図面・特許等の技術、三菱及び三菱重工ブランドを除く製品名等とし、今後、詳細に検討する。ただし、約30名の従業員の転籍は伴わず、広島製作所内で再配置を行う予定。
島津製作所の概要
  (1)商号   株式会社 島津製作所
  (2)主な事業内容   分析・計測機器、医用機器、産業機器、航空機器などの製造・販売 等
  (3)設立年月日   1917年9月
  (4)本社所在地   京都市中京区西ノ京桑原町1番地
  (5)資本金   約266億円
  (6)連結従業員数   8,954名 (2007年3月31日現在)
  (7)当社との関係   重要な資本関係、人的関係はなし。



mission_net_zero

三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

詳しくは: