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三菱重工業株式会社(社長:佃 和夫/証券コード:7011/以下、三菱重工)と日本輸送機株式会社(社長:裏辻 俊彦/証券コード:7105/以下、ニチユ)は、フォークリフト事業で提携を強化します。これに伴い、ニチユは42億円の第三者割当増資を実施、三菱重工が全額を引き受け、これにより三菱重工はニチユの発行済株式の20%を保有する筆頭株主となります。両社は現在、国内販売についてフォークリフトの販売協定を締結し、三菱重工は自社ブランドのエンジン車をニチユに、ニチユは自社ブランドのバッテリー車を三菱重工に供給し、相互販売する業務提携関係にありますが、今回のさらなる提携強化により、両社が一体となって業界リーダーを目指します。
記
1. 業務提携の理由・内容 | |
フォークリフト市場は、アジア諸国での需要増が見られるものの、全体として成熟したものとなり、世界的にも有力メーカーのフォークリフト事業部門の売却等、再編の可能性をはらんだ動きもでております。このような業界動向もあり、三菱重工とニチユは、成熟しつつあるフォークリフト業界において勝者として生き残るために、提携関係を更に強化します。 提携強化の一環として三菱重工のニチユに対する出資比率を引上げ、資本関係も強化いたします(現状のニチユに対する三菱重工の出資比率は約7.7%)。 グローバルに展開し、エンジン車に強い三菱重工と、バッテリー車専業で国内に強力な販売力を持つニチユが相互に補完しあい、株主・顧客・従業員等のステークホルダーに支持されるフォークリフト業界のリーディングメーカーを目指して提携を推進します。 国内における提携は包括的に、また海外については両社の既存の枠組みを尊重しつつ、可能な範囲で協力関係を推し進める予定です。 三菱重工はニチユとの提携で国内販売を強化し、海外向けにも地域的・機種的に可能な範囲でニチユ車の販売を推し進め、グローバル展開の完成を目指します。 ニチユは、バッテリー式フォークリフトの老舗として長年培った機電一体の技術を生かし、屋内物流機器の開発・製造ならびに物流ソリューションの担い手となるとともに、提携により技術力とコスト競争力を一層高め、高品質の製品を供給して参ります。 当面の具体的課題として、カウンターバランス型バッテリー式フォークリフトの共同開発、ニチユから三菱重工に対する特定海外市場向けのバッテリー式フォークリフトのOEM供給、国内販売の強化等がありますが、両社の経営の自主性を尊重しつつ、両社のフォークリフト業界における地位向上のため、提携の強化を推進して参ります。 今般の第三者割当増資の詳細につきましては、本日ニチユが別途開示いたしました『第三者割当による新株式発行並びに主要株主である筆頭株主の異動及び「その他の関係会社」の異動に関するお知らせ』をご参照ください。 |
2. 各社の概要
(1)ニチユ(日本輸送機株式会社) | 2007年3月31日現在 |
主な事業内容 | 産業車両、物流システム、その他の製造・販売・サービス | ||||||||||||||||||||
設立年月日 | 昭和12年8月4日 | ||||||||||||||||||||
本店所在地 | 京都府長岡京市東神足2-1-1 | ||||||||||||||||||||
代表者 | 取締役社長 裏辻 俊彦 | ||||||||||||||||||||
資本金 | 2,719百万円 | ||||||||||||||||||||
連結従業員数 | 2,092名 | ||||||||||||||||||||
大株主構成および 持株比率 |
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三菱重工業との関係 | 同社と当社との間で、同社製のエンジン式フォークリフトと当社製のバッテリー式フォークリフトの相互販売契約に基づく取引などを行っております。 |
(2)三菱重工(三菱重工業株式会社) | 2007年3月31日現在 |
主な事業内容 | 船舶・海洋、原動機、機械・鉄構、航空・宇宙、中量産品等の各分野における設計、製造、販売その他関連事業 | ||||||||||||||||||||
設立年月日 | 昭和25年1月11日 | ||||||||||||||||||||
本店所在地 | 東京都港区港南二丁目16番5号 | ||||||||||||||||||||
代表者 | 取締役社長 佃 和夫 | ||||||||||||||||||||
資本金 | 265,608百万円 | ||||||||||||||||||||
連結従業員数 | 62,940人 | ||||||||||||||||||||
大株主構成および 持株比率 (2006年9月30日現在) |
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ニチユとの関係 | ニチユの主要株主であるとともに、上記(1) 日本輸送機株式会社・三菱重工業との関係の通り相互販売契約に基づく取引などを行っている。 |
3. 日程 | |||||
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4. 今後の見通し | |
両社は、相互協力関係を構築・強化していく予定であります。 なお、ニチユについては業績に与える影響が判明した時点で、適宜開示いたします。 |
三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。
詳しくは:
- 三菱重工グループのウェブサイト: www.mhi.com/jp
- オンラインマガジン SPECTRA: spectra.mhi.com/jp
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- Twitter: @MHI_Group | @MHI_GroupJP
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