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MRJモックアップのパリ国際航空ショー出展を記念し

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 三菱重工業が次世代型リージョナルジェット機「MRJ(Mitsubishi Regional Jet)」のモックアップを出展した第47回パリ国際航空ショー(The 47th International Paris Air Show)は18日、パリ郊外のル・ブルジェ見本市会場で開幕した。MRJは、当社が研究開発を進めている最高レベルの経済性と快適性を兼ね備えた最新鋭の小型ジェット旅客機で、この出展を記念して同日夕、駐仏日本大使公邸において、飯村豊大使主催によるレセプションが開かれた。

 記念のレセプションには、各国エアラインの幹部など日米欧を中心とした航空宇宙産業関係者多数のほか、経済産業省から片瀬裕文製造産業局航空機武器宇宙産業課長が、また当社から西岡喬取締役会長が出席。総勢267人規模の盛会となった。

記念レセプションで挨拶する西岡会長
 レセプションではまず、飯村大使より開会の辞があり、MRJ取り組みへの評価と期待が述べられた。続いて西岡会長が挨拶に立ち、官民の広範なご支援に謝意を表しつつ、MRJプロジェクトの目的とその進捗状況について紹介した。その際、航空ショー会場で展示しているMRJの20分の1スケールモデルが披露され、会場の関心を集めた。

 会場に広がる幾つもの歓談の輪のなかには、MRJの顧客候補である各国エアラインの幹部や、MRJプロジェクトのパートナー候補などの招待客も数多く見られ、MRJの今後の動向に強い関心を寄せていた。

 MRJは、座席数70~90席の小型ジェット旅客機。複合材を本格的に採用する初めてのリージョナル機で、新型エンジンの搭載とも相俟って、燃費の大幅な低減を実現、エアラインの競争力と収益力の向上に大きく貢献するのが特徴。また、最新の設計手法、要素技術、材料・加工法などを導入、客室の快適性や環境負荷の低減などを可能にする。
 MRJの事業化推進には、技術の開発とその実証・確認だけでなく、開発資金の確保、顧客への販売・金融策、カスタマーサポート体制の構築が必要であり、今回の航空ショーへの出展を通じて顧客の幅広い賛同を確認し、プログラムローンチに向けて当社は引き続き努力を重ねていく。

 


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