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店舗・オフィス用 高性能インバーターエアコンをフルモデルチェンジ

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 三菱重工業は、業界最高水準のAPF(通年エネルギー消費効率)※を達成した省エネタイプの店舗・オフィス用インバーターエアコン「ハイパーインバーター(Hyper Inverter)」シリーズを11月上旬より順次発売します。当社独自の高性能ツインロータリーコンプレッサーを採用するなどして、業界トップ級の小型・高効率を実現したP40(1.5馬力)~P280(10馬力)の計234機種で、従来シリーズ比20%アップの売上げを見込んでいます。

店舗・オフィス用エアコン<br>ハイパーインバーター<br>(室内ユニット)
 今回投入するハイパーインバーターは、3年ぶりのフルモデルチェンジ・シリーズです。室内ユニット、室外ユニットとも新機軸の技術・ノウハウを導入し、APF競争での優位性の確保、コンパクト化技術の展開拡大、的確な風速の確保・風向き制御、低外気暖房能力のアップ、メンテナンス性の向上などを実現したのが特徴です。
 新シリーズ ハイパーインバーターの主な特徴は、以下の通りです。

1.業界最高水準のAPFを実現
 新開発の小型・高性能ツインロータリーコンプレッサーの採用(P112~P160(4馬力~6馬力))や熱交換器性能の向上などにより、P112(4馬力)で業界トップクラスのAPF5.4を達成。他機種についても業界最高水準のAPFを実現するとともに、COP(エネルギー消費効率)も全機種省エネ法2007年基準を大幅にクリアしています。
 これらにより、年間電気代も従来機と比較して約半分と大幅に節約することができます。また、環境保全の面でも、従来機に比べCO2を約51%(杉104本分/年)削減することが可能です(ともに4馬力のケース。当社FDT1003Hとの比較による)。

2.抜群のコンパクト設計
 今回モデルチェンジする天井埋込型4方向吹出タイプでは業界トップの薄形(P80まで)を実現するなど、徹底したコンパクト化にこだわりました。室外ユニットもP112(4馬力)で高さを35%、質量を28%それぞれ低減、また、P224・280(8・10馬力)では送風を上向きから全機種横向きに変更、幅20%、奥行33%、質量11%(8馬力)のコンパクト化を達成(いずれも当社従来型比)して、設置面積の省スペース化と据付性の向上をはかっています。

3.風速の確保・気流到達性の改善
 天井埋込型4方向吹出タイプでは高度な制御技術の採用や、吹出口の形状最適化などにより、風速を確保し、気流の到達性を向上させているのもポイントです。また、全方向の風向きを個別に制御することが可能です。

4.低外気暖房能力のアップ
 暖房最大能力をP224(8馬力)で12%アップ。P112(4馬力)からP160(6馬力)では外気温-15℃でも定格暖房能力を確保することが可能であり、寒冷地向け専用機並みの能力を標準シリーズで発揮します。

5.施工性・サービス性・メンテナンス性の向上
 天井埋込型4方向吹出タイプでは、ドレンパンの汚れを室内からひと目で確認可能な透明の点検口を装備するなど、施工性・メンテナンス性を向上させて、ビル管理法への対応を高めています。パネルの仮止めや、パネルを外さないままのファンモーターの交換も可能です。
 また、サービス性の向上については、パソコンを接続することで、運転状態の確認をその場で行うことを可能にしました。さらに、異常発生時の運転データや試運転データの保持機能により、トラブル対策の迅速化や、パソコンに取り込んだ運転データによる試運転報告書作成も容易に行うことができます。


※APF=

Annual Performance Factor
1年を通して、ある一定の条件のもとにエアコンを使用した時の消費電力量1kWhあたりの冷房・暖房能力を表わしたものです。APFの表示により、実際の使用状態に近い運転効率を表示することができます。



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