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シンガポール向け大型ポリエチレンプラントを受注

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 三菱重工業は、エクソンモービル・アジアパシフィック社(ExxonMobil Asia Pacific Pte. Ltd.)から、合計で年産130万トンとなる大型ポリエチレンプラント2系列を受注した。同プラントは、エクソンモービル・ケミカル社(ExxonMobil Chemical Company)がすでに石油化学複合施設を保有するシンガポール南西部のジュロン島に、同社第二石油化学複合施設の一部として建設され、既存施設と統合される。当社は詳細設計、機器供給・調達から現地工事までの一式を担当する。取扱商社は三菱商事。

 今回の受注契約には、年産65万トンのポリエチレンプラント2系列に加え、ポリエチレンとポリプロピレンの最終仕上げ、パッケージング、出荷設備の建設も含まれる。ポリエチレンは、汎用ビニールやプラスチックなどの原材料となる化学品で、アジア、特に中国で急増するポリエチレン需要に対応する。

 エクソンモービル・ケミカル社は、米国のオイルメジャー、エクソン モービル(Exxon Mobil Corporation)の石油化学製品の製造・販売会社。同社は、すでにシンガポールで大規模石油化学複合施設を保有しているが、急拡大する市場の需要に応えるため、今回、二番目の大規模製造施設の建設に踏み切ったもの。

 当社は、ポリエチレンプラント建設で12件の実績を有している。最近の事例では、1994年に中国Jilin Chemical向け(1997年完成)、1995年にフィリピンJ.G.Summit向け(1998年完成)、1997年にサウジアラビアYANPET向け(2000年完成)、2003年にはメキシコPetroquimica Morelos向け(2007年完成)のポリエチレンプラントを受注している。また、エクソンモービル・ケミカル社向けにも、エチレンプラント用の大型コンプレッサータービンの受注で多数の実績を持つ。今回の成約は、これら実績に加え、当社のポリエチレンプラント建設能力が高く評価されたことによる。

 当社は、今回の受注を機に、エクソンモービル社との信頼関係をさらに揺るぎないものとしていくのはもちろん、今後も、広く多方面へ積極的な営業活動を展開していく。

 

 

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