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071031_ターボ分子ポンプ事業を島津製作所へ譲渡経営資源の集中をはかる

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 三菱重工業は31日、ターボ分子ポンプ事業を株式会社島津製作所(取締役社長:服部 重彦氏)へ譲渡することで合意した。2007年5月の基本合意以降、両社で協議を続けてきたもので、効力発生日は2008年1月1日の予定。対価は30億円。

 ターボ分子ポンプは、超高真空環境を必要とする半導体や液晶製造装置メーカーなど向けに提供している真空ポンプ。当社は1986年に市場参入して以来、独自の回転体技術をベースに事業を拡大させてきたが、経営の選択と集中を進めるなかで、ターボ分子ポンプ事業の一層の強化を目指す島津製作所に譲渡することとした。現在の当社事業規模は約30億円。

 当社は、ターボ分子ポンプの主力事業所である広島製作所において、基幹事業であるプラント向けコンプレッサー事業や、今後成長が期待される有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)、太陽電池の製造装置などに注力していく方針で、経営資源の集中をはかっていく。

 一方の島津製作所は、主力とする排気速度190~4,200L/Sの磁気軸受型ターボ分子ポンプの品揃えに当社の製品群を組み込み、ラインナップの拡充をはかって、ターボ分子ポンプを世界のトップブランドに育成していく意向。今回の合意は、このような両社の思いが一致したことによる。

 譲渡の対象となるのは、当社のターボ分子ポンプ事業にかかわる専用の設備や図面・特許などの技術、三菱及び三菱重工ブランドを除く製品名など。

 なお、約30名の従業員の転籍は伴わず、広島製作所内で再配置を行う予定。

譲渡先の概要
  (1) 商号   株式会社島津製作所
  (2) 主な事業内容   分析・計測機器、医用機器、産業機器、航空機器などの
製造・販売
  (3) 設立年月日   1917年9月1日
  (4) 本社所在地   京都市中京区西ノ京桑原町1番地
  (5) 資本金   約266億円
  (6) 連結従業員数   8,954名 (2007年3月31日現在)
  (7) 当社との関係   重要な資本関係、人的関係はなし

日程
  2007年 5月 21日   基本合意書締結
  2007年 10月 31日   最終合意書締結
  2008年 1月 1日   効力発生日(予定)

ターボ分子ポンプ事業の会社分割手続きについてのお知らせ(PDF/173KB)

 

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