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三菱重工業は、地域冷暖房で国内最大手である みなとみらい21熱供給株式会社(以下、みなとみらい21熱供給)から世界最大の4,000冷凍トン(14,065kW)密閉式ターボ冷凍機※1を受注した。世界最高水準の定格出力COP(エネルギー消費効率※2)6.4を達成※3した高効率・省エネ機で、横浜のシンボル都市である“みなとみらい21”地区の地域熱供給の一翼を担うことになる。納入は2008年2月、運転開始は同6月の予定。
今回受注した機種は「AART-400PL」。冷媒にオゾン層破壊係数ゼロのHFC-134aを採用した環境配慮タイプで、世界最高水準の定格出力COPに加え、IPLV(期間成績係数※4)でも従来機比約23%アップするなど、部分負荷運転の高性能化もはかっている。
また、CO2排出量を従来機比約22%削減したのも大きな特徴。同機を年間通して稼働すると、東京ドーム48個分(みなとみらい21地区面積の1.2倍)のヒノキ林が吸収するのに相当するCO2削減量※5が見込まれる。
みなとみらい21地区は、わが国を代表する港湾都市・横浜の都心部にある国際色豊かな文化都市で、美しいウォーターフロントの景観を背景に、大規模な業務・商業・文化施設の集積が続いている。
みなとみらい21熱供給は1989年からこの地区の地域冷暖房の供給を始め、現在は、センタープラントと第2プラントを合わせ約4万冷凍トンの冷房容量を保有、将来的にはさらに供給を拡大・発展させて、最終的には日本最大の熱供給能力まで増やしていく計画を持っている。
当社は当初から、みなとみらい21熱供給に多様な冷凍機を供給しており、現在までに、この地区の地域冷房供給を支える全機種14台を納入。今回のAART-400PLは15台目となる。同機の優れた性能や環境配慮性、さらには、設置スペースをとらないコンパクト設計などが高く評価されて採用となった。
当社はターボ冷凍機の国内トップメーカー。地域冷暖房をはじめ、半導体製造工場のクリーンルームや自動車関連の工場空調向けなどに数多くのターボ冷凍機を供給しており、冷媒HFC-134a高効率ターボ冷凍機の受注実績はすでに国内で1,200台に達しているが、今回の受注を弾みとして、超大型クラスの高効率ターボ冷凍機の営業活動についても一層積極的に展開していく。
※1 密閉式=圧縮機と電動機のケーシングは一体構造で、ケーシング内は密閉で冷媒雰囲気にある。
※2 COP=Coefficient of Performanceの略。成績係数のことで、値が大きいほど省エネルギー性が高い。
COP=冷房・暖房定格能力(kW)/ガス消費量(kW)+消費電力(kW)
※3 JIS条件(冷水:入口12℃、出口7℃ 冷却水:入口32℃、出口37℃)換算値。
※4 IPLV=Integrated Part Load Valueの略。年間運転時の負荷変動を考慮し、実際の使用状態に近い
負荷割合と冷却水温度条件でのARI(米国Air-Conditioning and Refrigeration Institute)が制定している
期間成績係数。値が大きいほど省エネルギー性が高い。
※5 今回導入の4,000冷凍トン機を年間1,500時間稼動した場合、現状と比較したCO2排出削減量は、年間約1,674トン。
[計算式=4,000冷凍トン×1,500時間×CO2排出削減量(約0.279kg-CO2/RTh] 樹齢40年のヒノキが吸収するCO2
は1年間で約2トンとすると、約228ヘクタールのヒノキ林になり、東京ドーム(面積4.68ヘクタール)の約48倍、みなとみらい21地区
(面積186ヘクタール)の約1.2倍にあたる。 【参考資料:(独)森林総合研究所 温暖化対策推進】
また、CO2排出量を従来機比約22%削減したのも大きな特徴。同機を年間通して稼働すると、東京ドーム48個分(みなとみらい21地区面積の1.2倍)のヒノキ林が吸収するのに相当するCO2削減量※5が見込まれる。
みなとみらい21地区は、わが国を代表する港湾都市・横浜の都心部にある国際色豊かな文化都市で、美しいウォーターフロントの景観を背景に、大規模な業務・商業・文化施設の集積が続いている。
みなとみらい21熱供給は1989年からこの地区の地域冷暖房の供給を始め、現在は、センタープラントと第2プラントを合わせ約4万冷凍トンの冷房容量を保有、将来的にはさらに供給を拡大・発展させて、最終的には日本最大の熱供給能力まで増やしていく計画を持っている。
当社は当初から、みなとみらい21熱供給に多様な冷凍機を供給しており、現在までに、この地区の地域冷房供給を支える全機種14台を納入。今回のAART-400PLは15台目となる。同機の優れた性能や環境配慮性、さらには、設置スペースをとらないコンパクト設計などが高く評価されて採用となった。
当社はターボ冷凍機の国内トップメーカー。地域冷暖房をはじめ、半導体製造工場のクリーンルームや自動車関連の工場空調向けなどに数多くのターボ冷凍機を供給しており、冷媒HFC-134a高効率ターボ冷凍機の受注実績はすでに国内で1,200台に達しているが、今回の受注を弾みとして、超大型クラスの高効率ターボ冷凍機の営業活動についても一層積極的に展開していく。
※1 密閉式=圧縮機と電動機のケーシングは一体構造で、ケーシング内は密閉で冷媒雰囲気にある。
※2 COP=Coefficient of Performanceの略。成績係数のことで、値が大きいほど省エネルギー性が高い。
COP=冷房・暖房定格能力(kW)/ガス消費量(kW)+消費電力(kW)
※3 JIS条件(冷水:入口12℃、出口7℃ 冷却水:入口32℃、出口37℃)換算値。
※4 IPLV=Integrated Part Load Valueの略。年間運転時の負荷変動を考慮し、実際の使用状態に近い
負荷割合と冷却水温度条件でのARI(米国Air-Conditioning and Refrigeration Institute)が制定している
期間成績係数。値が大きいほど省エネルギー性が高い。
※5 今回導入の4,000冷凍トン機を年間1,500時間稼動した場合、現状と比較したCO2排出削減量は、年間約1,674トン。
[計算式=4,000冷凍トン×1,500時間×CO2排出削減量(約0.279kg-CO2/RTh] 樹齢40年のヒノキが吸収するCO2
は1年間で約2トンとすると、約228ヘクタールのヒノキ林になり、東京ドーム(面積4.68ヘクタール)の約48倍、みなとみらい21地区
(面積186ヘクタール)の約1.2倍にあたる。 【参考資料:(独)森林総合研究所 温暖化対策推進】
高効率電動ターボ冷凍機
AARTシリーズ
(参考写真。写真は標準機)
担当窓口: 冷熱事業本部 大型冷凍機部
三菱重工冷熱システム株式会社
三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。
詳しくは:
- 三菱重工グループのウェブサイト: www.mhi.com/jp
- オンラインマガジン SPECTRA: spectra.mhi.com/jp
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