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三菱重工業株式会社(以下、三菱重工)、三菱マテリアル株式会社(同、三菱マテリアル)、三菱商事株式会社(同、三菱商事)の三菱グループ3社は、AREVA を加え、原子燃料の設計・開発から製造・販売までを一貫して行う総合原子燃料事業会社(同、新会社)を合弁で発足させるため、17日、株主間契約書に署名した。原子力発電の重要性が世界的に高まっていくことに応じて、高品質な原子燃料の安定供給に寄与していくのが狙い。
新会社は、茨城県東海村にある三菱原子燃料株式会社(以下、三菱原子燃料:株主構成は三菱マテリアル66%、三菱重工34%)を承継会社とし、総合原子燃料事業会社として、加圧水型原子炉(PWR)、沸騰水型原子炉(BWR)用のウラン燃料、混合酸化物(MOX)燃料、及び高温ガス炉用のウラン燃料を供給するほか、再転換役務などの関連サービスを提供していく。
なお、海外市場では、AREVAとは独立して、三菱PWR燃料を以って参入し、三菱燃料の海外事業の拡大を図っていく。
【新会社概要】
・会社名 : 三菱原子燃料株式会社(現 三菱原子燃料を承継)
・所在地 : 本社及び工場:茨城県東海村(現 三菱原子燃料)
東京本社 :東京都千代田区
・資本金 : 114億円
・出資比率 : 三菱重工35%、三菱マテリアル30%、AREVA30%、三菱商事5%
・取締役社長: 井上 裕(現 三菱重工 執行役員 原子力事業本部副事業本部長)が就任予定
・従業員数 : 約540名
・発足時期 : 2009年4月1日(予定)
・事業内容 : 原子燃料の開発・設計、製造、販売
また、三菱重工とAREVAは共同で、原子燃料を製造するための新会社を米国に設立することで協議を進めている。出資比率は三菱重工50%、AREVA50%。
三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。
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