Press Information
◆ 会員企業として、高度な環境性能技術の開発や次世代環境船の商品化を推進
◆ 三菱重工グループが蓄積してきた海事関連技術と総合技術で海事業界に貢献
三菱重工グループの三菱造船株式会社(社長:北村 徹、本社:横浜市西区)は、国内造船業がこれまで蓄積してきた技術やノウハウの統合により最先端の船舶を持続的に企画・提案する中核組織の「一般財団法人次世代環境船舶開発センター」に、会員企業として参画しました。国内造船業の有志とともに、CO2の実質的排出フリー化をはかるカーボンゼロ時代に向けた高度な環境性能技術の開発や、次世代環境船の商品化に関する各種調査および研究開発に向けた活動などを手掛けていきます。
同センターは、日本の造船設計技術を集約して中長期的な環境規制の強化に対応した高度な環境性能技術の開発を行い、次世代環境船の商品化を推進することで日本造船業の発展に貢献することを目的としています。三菱造船を含む国内造船会社9社および一般財団法人日本海事協会が会員として参加を予定。今後はセンターの趣旨に賛同する国内の舶用関連企業や船社、商社などからの参加も募っていきます。当面の活動としては、海事問題に関する国際協力を促進するための国連の専門機関である国際海事機関(IMO)の中長期目標達成に向け、日本造船業として次世代の温室効果ガス(GHG)排出削減船について具体的な提案を作成することを目指します。
12月10日には、同センター設立についての発表会見を横浜市で開催。発表会見では、海事産業を含む世界の産業社会が、地球温暖化問題への対応、デジタル技術の急速な進歩などによって大きな変革期に入っており、特にカーボンゼロへ向けた努力の加速化が求められているといった実情や、世界的な造船市場の需給不均衡などにより危機的な状況に直面している国内造船業の未来は、世界に先んじてさまざまな環境関連技術を統合し、競争力ある船舶として成立させる努力を加速していくことで拓かれるなどといったメッセージが、国内の海事業界に向けて発信されました。
三菱造船は、国内造船関連の現在または未来における環境技術を同業有志と連携し、最先端の船舶を持続的に企画・提案していくことが国内造船業の発展にとって重要であると考えています。今後は同センターの会員企業として、これまで三菱重工グループとして蓄積してきた海事関連技術と総合技術を展開し、中長期的な環境規制の強化に対応した高度な環境性能技術の開発、次世代環境船の商品化を促進することで、海事業界の発展に貢献する活動をリードしていきます。
法人概要
名称 | 一般財団法人次世代環境船舶開発センター |
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英文名称 | Planning and Design Center for Greener Ships |
設立日 | 2020年10月27日 |
所在地 | 東京都港区浜松町1-28-2 |
主要事業 | 高度な環境性能船の開発、商品化に係る各種調査および研究開発 |
代表者 | 代表理事 理事長 大和裕幸(前国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所理事長、東京大学名誉教授) |
会員企業・組織 | 今治造船株式会社、株式会社大島造船所、尾道造船株式会社、サノヤス造船株式会社、 ジャパン マリンユナイテッド株式会社、株式会社新来島どっく、 住友重機械マリンエンジニアリング株式会社、株式会社名村造船所、 一般財団法人日本海事協会、三菱造船株式会社(50音順。参加予定を含む) |
三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。
詳しくは:
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