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三菱航空機、米国グループ会社の新本社オープニングセレモニーを開催

三菱航空機株式会社
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三菱航空機株式会社(以下、三菱航空機)は米国時間5月10日、グループ会社である米国三菱航空機株式会社(以下、米国三菱航空機)の新本社のオープニングセレモニーを開催しました。米国ワシントン州レントンに移転した新本社には、設計や販売をはじめマーケティング、カスタマーサポートなど、主に三菱リージョナルジェット(MRJ)の最終的な開発業務を担当するグローバルチームのメンバーが勤務しており、将来的な製品開発においても重要な役割を担います。

10日に開催したオープニングセレモニーにおいて、三菱航空機 社長の水谷久和は次のように述べました。

「新本社をオープンできたことを大変嬉しく思います。新本社は北米のリージョナル機市場の重要性を背景に、グローバル組織の強化策の一環として移転したものです。弊社は機体の市場投入に向けて強力なチーム体制の構築を続けるとともに、次のステージに向けた準備を進めております。」

米国の航空宇宙産業の集積地であるワシントン州にオープンした米国三菱航空機新本社は、グローバル展開を続ける三菱航空機の重要拠点となります。同セレモニーで、三菱航空機 最高開発責任者(Chief Development Officer:CDO)のアレックス・ベラミー(Alex Bellamy)は次のように述べました。
「北米のリージョナル機市場では今後、現在就航中の1,800機を上回る需要を見込んでおります。この市場は弊社成長の原動力であり、お客様へのアクセスならびに市場リクエストへの対応の点で高い戦略的価値を有しています。弊社はこのような北米のリージョナル機市場の重要性と今後の将来性を強く認識して前進していくことを表明いたします。」

同社は現在ワシントン州モーゼスレイクのグラント郡国際空港を拠点に型式証明(TC)飛行試験を実施しており、またモーゼスレイクは主要パートナー数社の拠点でもあります。

米国三菱航空機 社長の岩佐一志は次のように述べ、米国における基盤強化を続けることの意義を強調しました。
「弊社は国土交通省航空局(JCAB)と米国連邦航空局(FAA)と密接に連携しながら、現在MRJ90のTC飛行試験を続けています。この世界的な航空機プログラムのTCの取得、初号機納入、そしてカスタマーサポートの構築を進めるに当たり、米国における基盤を強化できることを大変嬉しく思います。」

三菱航空機はTCの取得、ならびに2020年半ばに予定しているローンチカスタマー 全日本空輸株式会社(ANA)への初号機納入に向け、引き続きワシントン州でTC飛行試験を実施していきます。


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三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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