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名古屋 -本日、三菱航空機は、傘下に 3 社のリージョナル航空会社を有するトランス・ステーツ・ホールディングス社( TSH )との契約 (Mitsubishi SpaceJet M90 :確 定 50 機、オプション 50 機)を解消することを発表しました。両社の緊密な協 議の結果、現行の契約内容は、米国市場の要求(スコープクローズ)を満たさないことを理由に、本契約を解消することが決定されました。なお、今後の議論は、スコープクローズに適合するSpaceJet M100 に焦点を当て実施されることとなっております。
当社社長の水谷久和は「 TSH 社は長年に渡り当社の航空機プログラムを支持頂いており、今後 SpaceJet M100 の発注に関する協議も続けていけることを期待しています。私達が TSH 社と契約を締結した当時のリージョナル市場の見通しは、現在とは異なっており、米国のスコープクローズは予想通りに は緩和されませんでした。その為、私達は航空会社の顧客と協力して、米国市場に対応するための戦 略に転換してきました。私達は SpaceJet M100 が北米市場を主導する機体になると確信しています」と話しました。
今年 6 月に当社は、同クラス機の中で唯一の最新設計で、且つスコープクローズの要求を満たすモデル として、 Mitsubish i SpaceJet M100 を発表しました。この機体は北米顧客から既に最大 115 機購入に関する協議開始の覚書を締結しております 。 SpaceJet M100 の開発スケジュールは、同機のベースとなるSpaceJet M90 の型式証明及び納入に基づいて検討されます。
当社最高開発責任者のアレックス・ベラミーは「 SpaceJet M100 は、乗客の満足度を向上させ、 かつリージョナル機で最大市場の米国を含む世界中のエアラインや運航会社に、より多くの利益をもたらす製品として計画しています。また、現在当社は、クラス最高のリージョナル機 で世界での市場を満たす重 要なステップとして、当社は現在 SpaceJet M90 の型式証明に全力で取り組んでおります」と話しました。
三菱航空機について
Mitsubishi SpaceJet ファミリーは、 三菱航空機が開発、販売、及びサポートする次世代リージョナル ジェット機で、同クラスの機体の中で最大の客室空間及び 座席幅、そして大きなオーバーヘッドビンを提供します。三菱航空機は三菱重工のグループ会社で名古屋にグローバル本社を構え、米国本社はワシントン州レントンにあります。
三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。
詳しくは:
- 三菱重工グループのウェブサイト: www.mhi.com/jp
- オンラインマガジン SPECTRA: spectra.mhi.com/jp
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