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小惑星探査機「はやぶさ2」が、日本産業技術大賞の審査委員会特別賞を受賞

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◆ JAXA、NEC、三菱重工の3社共同で受賞
◆ 当社は姿勢制御装置の開発・製造を担当、はやぶさ2の多様なミッション支える

贈呈式の様子

三菱重工業は、2020年12月に地球へ帰還した小惑星探査機「はやぶさ2」に関して、日刊工業新聞社が主催する「第50回日本産業技術大賞」において、宇宙航空研究開発機構(JAXA)および日本電気株式会社(NEC)と共同で審査委員会特別賞を受賞しました。同賞は、日本の産業社会の発展に貢献した技術成果を学識経験者などで構成する審査委員会が毎年選定し、開発・実用化した企業やグループを表彰しており、本日、東京都千代田区の経団連会館で開かれた贈呈式で表彰を受けたものです。

2014年12月、当社のH-ⅡAロケット26号機で種子島宇宙センターから打上げられ、2020年12月に小惑星リュウグウで採取した石や砂などのサンプルとともに約6年ぶりに地球へ帰還したはやぶさ2には、当社の長崎造船所諫早工場が開発・製造した「姿勢制御装置」が搭載されています。スラスタ(推進装置)や燃料タンク、配管、バルブなどで構成されており、小惑星に着陸するための減速、機体の姿勢調整、小惑星から離れるための上昇や加速を行う際などに用いられ、はやぶさ2の多様なミッションを支えました。姿勢制御装置以外にも、主推進機関であるイオンエンジンの推進剤供給系を開発・製造し搭載しており、今回、地球に帰還する際にもそれぞれの装置が活躍しました。

また当社は、世界で初めて小惑星からサンプルを採取し、2010年に地球へ帰還した小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトにおいても、姿勢制御装置およびイオンエンジンの推進剤供給系を開発・製造して搭載しています。さらに、2022年度にJAXAが打上げを計画している小型月着陸実証機にも、当社諫早工場で開発したセラミック製スラスタが搭載される予定です。

三菱重工は、これまで積み重ねてきた最先端の宇宙機器開発技術に関する知見を生かし、日本の宇宙開発プロジェクトを産業技術の立場で引き続き支援し、その発展に貢献していきます。


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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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