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ドイツに「TOMONI HUB」(Analytics and Performance Center)を開設
発電プラントの高い信頼性と収益性に貢献

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◆ 高砂・長崎・米国オーランド・フィリピンのアラバンに次ぎ5ヵ所目、欧州初の拠点として
◆ 火力発電所から分散型電源まで、多様なエネルギーシステムのO&Mを支援

ドイツに開設されたTOMONI HUB

三菱重工業はこのほど、ドイツのデュイスブルク(Duisburg)に、インテリジェントソリューションTOMONIの提供を通じてお客様の設備価値の向上と脱炭素化社会の実現に役立つサポートを支援する拠点として「TOMONI HUB (Analytics and Performance Center)」(以下、TOMONI HUB)を、欧州で初めて開設しました。最新のデジタル技術を活用し、火力発電所から分散型電源に至る、多様な種類のエネルギーシステムの運転・保守(O&M)を支援することが可能となります。

TOMONI HUBは、遠隔監視と高精度な分析機能を活用したサービスを提供し、トラブルの予兆を監視するとともに、必要な是正措置を早期に提案することで、発電設備の計画外停止、出力制限、発電効率の低下を防ぎ、発電プラントの高い信頼性と収益性に貢献します。当社の製品技術とTOMONI の最先端のデジタル要素技術およびソリューションを組み合わせることで、お客様のニーズに即した最適な運用を実現します。

当社は、国内では高砂製作所(兵庫県高砂市)および長崎造船所(長崎市)、米国フロリダ州オーランド、フィリピンのマニラ近郊に位置するアラバン(Alabang)の4ヵ所でTOMONI HUBを展開。これらの施設では現在、ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)プラントやスチームパワープラントを中心にTOMONI サービスを提供しており、ドイツに開設したTOMONI HUBは、これらに次いで5ヵ所目の拠点となります。

「HUB」には、三菱重工グループの多様なサポートを総合ソリューションとして届けるために発電プラントのお客様とつながり、運転データ分析を通じて豊富な社内リソースとつながるという意味が込められています。TOMONI HUBは、遠隔監視機能に留まらず、三菱重工グループのあらゆるソリューション能力をつなぎ合わせることで、“お客様と共に”設備価値の向上と脱炭素化社会の実現に役立つサポートを実現します。

デュイスブルクに拠点を構える当社欧州法人、三菱パワーヨーロッパ(Mitsubishi Power Europe GmbH)のCEOであるThomas Bohner(トーマス・ボナー)は次のように述べています。「この新たなHUBは、遠隔監視、分析診断およびデジタルソリューションの機能を高度化するものです。この施設は熱電併給プラントや産業用ボイラーだけでなく、固体酸化物燃料電池(SOFC)や水素製造装置など電力の脱炭素化に貢献するプラントの新設時の試運転支援や運転開始後のサービスソリューション提供に活用することも視野に入れています」。

三菱重工グループは今後も、あらゆる発電プラントにTOMONI HUBを通じて高度なO&M支援を提供し、顧客と一層緊密に連携しながら各発電設備の運用最適化を追求することにより、発電所の経済性を高めて顧客の収益力の向上に寄与するとともに、電力の安定供給と地球環境負荷の低減に貢献していきます。

<TOMONI HUBについて>


Tags: カーボンニュートラル,エナジートランジション
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