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三菱造船、舶用高圧式エンジン向けLNG燃料ガス供給システム(FGSS)を初受注 今治造船グループが建造するLNG燃料自動車運搬船6隻向け

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◆ カーゴスペースの最適設計や独自の制御装置の採用などにより、優れた操作性と安全性の両立に寄与
◆ これまでの舶用低圧式エンジン向けFGSSの受注・納入実績と合わせ、低圧・高圧両方式での受注を達成

FGSSモジュール

FGSSモジュール

三菱重工グループの三菱造船株式会社(社長:北村 徹、本社:横浜市西区)はこのほど、舶用高圧式二元燃料エンジン向けのLNG(液化天然ガス)燃料ガス供給システム「FGSS(Fuel Gas Supply System)」(注)を初受注しました。本装置は、今治造船株式会社(本社:愛媛県今治市)のグループ会社で連続建造されるLNG燃料自動車運搬船6隻向けに搭載される予定です。

今回受注したFGSSは、LNG燃料タンク、ガス供給ユニット、制御装置などで構成されています。省スペースかつメンテナンス性に優れた機器モジュール設計によるカーゴスペースの最適設計、造船所での建造工程短縮、顧客の要望に応じてカスタマイズ可能な独自の制御装置の採用などにより、優れた操作性と安全性の両立に寄与する製品です。また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による製品の納期遅延の影響を極力避けるべく、国内の機器を積極的に採用しています。

船舶のLNG燃料化は、温室効果ガス(GHG)削減を目標とした排出規制に対する一つのソリューションです。三菱造船のFGSSは、陸上用のエンジン試験設備向けシステムで納入実績を積み重ねた後、舶用エンジン向けに展開したもので、LNG運搬船の建造などで培ったLNGおよび気化ガスのハンドリング技術を活用して開発されました。三菱造船は、既に舶用低圧式エンジン向けFGSSの受注・納入実績を有しており、今回、舶用高圧式エンジン向けFGSSを受注したことで、低圧・高圧両方式での受注実績を得ることになります。

三菱造船は、当社グループが戦略的に取り組むエナジートランジションの一環として、LNG燃料船の建造に携わる顧客向けにFGSSを広く提供し、船舶の付加価値ならびに競争力を向上させます。また、LNG燃料船の普及によるGHG削減の一助となることで、海洋システムインテグレーターとして海事業界における脱炭素化を推進してカーボンニュートラル実現に尽力するとともに、世界規模での環境負荷低減に貢献していきます。

LNG燃料ガス供給システム(LNG FGSS)動画


Tags: FGSS,船舶,カーボンニュートラル
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三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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