Press Information

神戸大学向け多機能練習船「海神丸」の竣工引渡式を実施
2022年4月から海事海洋分野の教育研究で活用

三菱重工マリタイムシステムズ株式会社
国立大学法人神戸大学
Print

神戸大学に引き渡された「海神丸」

三菱重工グループの三菱重工マリタイムシステムズ株式会社(本社:岡山県玉野市、以下、三菱重工マリタイムシステムズ)と国立大学法人神戸大学(本部:神戸市灘区、以下、神戸大学)は23日、神戸大学向け多機能練習船「海神丸」の竣工引渡式を神戸市東灘区の神戸大学深江キャンパスで実施しました。同船は2022年4月から、同大学の海事海洋分野における教育研究活動を中心に実運用が開始される予定です。

式典には、神戸大学から藤澤 正人学長、木戸 良明理事、阿部 晃久海事科学研究科長のほか大学関係者が列席し、三菱重工マリタイムシステムズからは調枝 和則社長をはじめとする関係者が出席しました。両者間で引渡書、受領書の授受が行われた後、記念品として調枝社長から藤澤学長に海神丸を描いた絵画が贈られました。

「海の神戸大学」に由来する同船の名称には、「海洋立国日本を牽引して、新しい国際秩序を確立していこうとする取り組みにおいて大きな役割を果たす」という期待が込められています。建造に当たり、多数の調査観測船・練習船建造で培った三菱重工マリタイムシステムズの熟練した技術と、神戸大学が有する船舶の運用および教育研究活動に関する高い知見が生かされています。

今後は、神戸大学が全学的に取り組む海洋立国・日本の将来探究に向けた教育研究活動に海神丸を活用することで、高度な人材育成ならびに先端研究を推進していきます。また三菱重工マリタイムシステムズは、海洋分野における優れた開発力・設計力を活用し、日本の海洋安全保障に一層貢献していきます。

■海神丸の主なスペック

全長 59.60 m
全幅 11.00 m
深さ 6.70 m
総トン数 892トン
主機関 4サイクル中速ディーゼル機関・過給機付き 1基(約1,838 kW)
航海速力 約12.0ノット(満載状態、主機関80%負荷、ノーシーマージン)
航続距離 約5,000海里(約10ノット航行時)
搭載人員 最大65名(士官8名、部員3名、教員6名、学生48名)

【参考情報】


Tags: 命名・進水式,引渡式
mission_net_zero

三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

詳しくは: