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九州・瀬戸内地域の船舶向けにLNG燃料バンカリング船を建造 三菱造船、同地域のLNG燃料供給事業を手掛ける合弁会社と契約締結

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◆ 船舶向けLNG燃料を供給するLNG燃料バンカリング船の建造で、船舶のLNG燃料化とGHG排出削減を促進
◆ 国内LNGバンカリング船では初めて、LNG・重油を燃料として使用可能なデュアルフューエルエンジンを搭載

LNG燃料バンカリング船のイメージ図

LNG燃料バンカリング船のイメージ図

三菱重工グループの三菱造船株式会社(社長:北村 徹、本社:横浜市西区、以下、三菱造船)は、西日本で稼働する初めてのLNG(液化天然ガス)燃料バンカリング船1隻(以下、本船)の建造契約をKEYS Bunkering West Japan株式会社(社長:満吉 隆志氏、本社:福岡県北九州市、以下、KEYS社)との間で締結しました。本船は、三菱重工業下関造船所江浦工場(山口県下関市)で建造された後、2024年3月に完成・引渡しの予定です。

LNGバンカリング船とは、船舶向けのLNG燃料を供給するための船舶を指します。船舶のLNG燃料化は、温室効果ガス(GHG)排出削減を目標とした規制に対する一つのソリューションとして注目を集めています。本船は、国内のLNGバンカリング船としては初めて、主発電機関にLNGと重油の両方を燃料として使用できるデュアルフューエルエンジンを搭載予定で、ガスモード運転時には排出されるCO2、NOx(窒素酸化物)、SOx(硫黄酸化物)、PM(粒子状物質)を大幅に削減できる優れた環境性能を備えます。

KEYS社は、九州・瀬戸内地域における船舶向けLNG燃料供給事業を目的に、九州電力株式会社、日本郵船株式会社、伊藤忠エネクス株式会社、西部ガス株式会社の共同出資により2022年2月に設立された合弁会社です。

三菱造船は、三菱重工グループが戦略的に取り組むエナジートランジションの一環として、これまでのLNG運搬船建造で培ったガスハンドリング技術や知見を結集させます。環境負荷の低いLNG燃料を取り扱う本事業を通じて、海洋システムインテグレーターとして海事業界における低炭素化を推進し、カーボンニュートラル社会の実現を目指します。

■本船概要

全長 約82.4m
全幅 約18.2m
喫水 約4.8m
総トン数 約4,850トン
LNG積載容量 約3,500m3
推進システム 電気推進

Tags: カーボンニュートラル,エナジートランジション,LNG,船舶
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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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