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三菱重工業は28日、防衛省向け護衛艦「もがみ」の引渡式を当社長崎造船所長崎工場(長崎市飽の浦町)にて実施しました。本艦は「もがみ」型護衛艦のネームシップであり、本シリーズ艦の引渡しは今後も続々と実施される予定です。
式典には、鬼木 誠防衛副大臣、酒井 良海上幕僚長、鈴木 敦夫防衛装備庁長官をはじめとする防衛省関係者が多数列席。当社からは、阿部 直彦常務執行役員防衛・宇宙セグメント長らが出席しました。
同艦は、コンパクト化・省人化・多機能化をコンセプトにした、従来とは一線を画す最新鋭の護衛艦です。当社防衛・宇宙セグメントの技術を結集し、ステルス技術を応用した斬新な外観形状を有するとともに、知能化・システム化技術を活用した統合管制システムの導入により、従来艦艇の約半数の乗員で運用することが可能となっています。また、将来にわたる拡張性を備えており、今後増大する平時の警戒監視に加え、有事における対潜戦、対空戦、対水上戦といった多様な任務への活用が期待されています。
■「もがみ」の主要目・工程
<主要目>
全長 | 133.0m | |
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全幅 | 16.3m | |
深さ | 9.0m | |
速力 | 30ノット以上 | |
主機関 | ガスタービン 1基、ディーゼル 2基 | |
主要兵装 | 62口径5インチ砲 1基、SeaRAM 1式、SSM装置 2式、対潜システム 1式、対機雷戦システム 1式 |
<工程>
起工 | 2019年(令和元年)10月29日 | |
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進水 | 2021年(令和3年)3月3日 | |
引渡し | 2022年(令和4年) 4月28日 |
三菱重工グループは、陸・海・空にまたがる防衛装備品事業を一元的に運営し、技術的シナジーを発揮する中で、機能・性能ならびにコストパフォーマンスに優れた最新鋭の艦艇を開発・設計・建造し、就役後の維持整備にも積極的に対応しています。今後もトータルシップインテグレーターとして、省人化や無人化、サイバーセキュリティ、ライフサイクルコストの低減といった顧客の抱える課題に応え、従来の枠組みにとらわれない新しい護衛艦の開発に注力していきます。
■護衛艦「もがみ」引渡式・自衛艦旗授与式の様子
三菱重工グループについて
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長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。
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