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三菱造船、大島商船高等専門学校向け練習船「大島丸」の命名・進水式を下関で実施

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◆ 同校にとって4代目の新練習船、現行3代目から2代続けて三菱重工業下関造船所江浦工場で建造を担う
◆ 2023年3月に引渡し、学生の航海実習や運航・海洋に関する調査実験などに従事予定

「大島丸」命名・進水式の様子

「大島丸」命名・進水式の様子

三菱重工グループの三菱造船株式会社(社長:北村 徹、本社:横浜市西区、以下、三菱造船)は13日、独立行政法人国立高等専門学校機構 大島商船高等専門学校向け練習船の命名・進水式を、三菱重工業下関造船所江浦工場(山口県下関市)で行いました。「大島丸」と名付けられた本船は今後、艤装工事、試運転などを経て2023年3月に同校へ引き渡された後、学生の航海実習や運航・海洋に関する調査実験などに従事する予定です。

練習船としては4代目に当たる大島丸は、同校にとって1993年以来29年ぶりとなる新しい船で、3代目の現行練習船から2代続けて同工場で建造を担っています。利便性とセキュリティーを考慮した女子学生専用エリアや趣向を凝らした船内照明・内装デザイン、快適な学習・居住環境などが特長で、災害時における船外給水、給電、支援物資輸送、居住設備提供といった支援船としての機能も有しています。

また、多機能トイレや病室を船内入口付近に配置し、船内の段差を減らしてスムーズな移動を実現するなど使いやすさも考慮。さらに、電気推進方式を採用した上でリチウムイオンバッテリーを搭載し、船内発電機関との並列運転による省エネ、接岸時のバッテリー単独給電による環境負荷の低減、船内騒音・振動の低減による居住環境の向上なども期待できます。

三菱造船は今後も、燃費性能・環境性能に優れ、次世代の海技士教育や海洋調査に資する船舶を建造することを通じて、お客様とともに社会の進歩に貢献していきます。

■大島丸の主要目

船主 独立行政法人国立高等専門学校機構 大島商船高等専門学校
全長 約56.3 m
全幅 約10.6 m
深さ 約5.8 m
総トン数 約370トン
定員 約60名
航海速力 12.5 ノット

Tags: 命名・進水式,船舶
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