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◆ 当社が有する多様な技術ソリューションを提供、ADNOC社が掲げる2045年ネットゼロ達成を支援
◆ 両社の強みを補完し、相乗効果を生み出すことで、既存生産設備の脱炭素化と資源輸出を目指す
三菱重工業は12月6日、アラブ首長国連邦(UAE)のADNOC社とブルーアンモニア(NH3)およびブルー水素(H2)のバリューチェーンを構築するために協力していくことで合意しました。今後、これらの分野における可能性を模索します。
ADNOC社が保有する石油・ガス生産拠点の脱炭素化に向けた取り組みを、当社はテクノロジープロバイダーとして支援します。また、ブルーアンモニアおよびブルー水素生産事業の展開を支援し、世界におけるこれらの資源への需要を創出します。両社は互いの強みを補完し、ADNOC社の資源とネットワークおよび当社の関連技術による相乗効果を生み出すことを目指します。これにより、水素・アンモニア事業の展開を加速するとともに、世界全体でネットゼロ達成を支援します。
当社は、水素・アンモニア焚きガスタービン、アンモニア混焼ボイラー、水素製造装置といったエナジートランジションを加速する多様な技術を有しています。高砂水素パークでの実証など、これまでのプロジェクトを通じて得た知見を活用して、水素およびアンモニア製品の利用可能性を高め、2045年までのネットゼロ達成というADNOC社の計画を支援します。
今回の合意に際し、エナジートランジションおよび成長領域拡大を担当する当社取締役副社長執行役員の加口 仁は次のように述べています。「CO2排出量削減が困難なhard-to-abate産業の脱炭素化および世界的な低炭素燃料バリューチェーン構築のリーディングカンパニーであるADNOC社と協業できることは大変光栄です。今回の合意に基づく今後のプロジェクトにおいて、当社の確かな技術を通じてADNOC社のネットゼロ達成に向けた壮大な計画に貢献できることを嬉しく思います」。
ADNOC社の低炭素ソリューションおよび国際成長担当業務執行取締役であるムサバ・アル・カービ(Musabbeh Al Kaabi)氏は次のように述べています。「このパートナーシップは、UAEと日本との長きにわたる良好な二国間関係が継続していることを示しています。三菱重工の脱炭素関連技術および当社の資源とネットワークをマッチングさせることで、水素・アンモニアのバリューチェーン開発の機会を評価するだけでなく、当社を含むより広範な新エネルギーエコシステムの構築に利益をもたらす可能性を有するシナジーを探求していきます。カーボンニュートラルに資する技術の発展に向けた当社の専門知識とコミットメントは、2045年ネットゼロへの道のりを加速する大きな可能性を秘めています」。
三菱重工グループは今回のADNOC社との合意を契機に、水素およびアンモニアのサプライチェーン構築を支援し、世界中の発電分野をはじめとする産業の脱炭素需要に応えていくとともに、カーボンニュートラル社会の早期実現に向けた取り組みを推進していきます。
ADNOC社について
ADNOC社は、アブダビ首長国が全額出資する、多角的エネルギー・石油化学グループです。同社は、責任ある持続可能な探査と生産を通じて、アラブ首長国連邦の広大な炭化水素埋蔵量の価値を最大化し、同国の経済成長と多様化を支援することを目指しています。詳しくは同社ウェブサイトをご覧ください。www.adnoc.ae
三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。
詳しくは:
- 三菱重工グループのウェブサイト: www.mhi.com/jp
- オンラインマガジン SPECTRA: spectra.mhi.com/jp
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