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2023年度省エネ大賞省エネ事例部門で「省エネルギーセンター会長賞」を受賞 三菱重工サーマルシステムズ、「産業用ヒートポンプによる工場脱ボイラの取り組み」で

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◆ 生産設備熱源に産業用ヒートポンプを採用し、省エネ性、環境性の向上とその適用技術を確立し脱ボイラを達成
◆ ヒートポンプの適用を実践、継続的な取り組みに高評価

三菱重工グループの三菱重工サーマルシステムズ株式会社(社長:佐々倉 正彦、本社:東京都千代田区、以下、三菱重工サーマルシステムズ)は、「産業用ヒートポンプによる工場脱ボイラの取り組み」で、一般財団法人省エネルギーセンター主催・経済産業省後援の「2023年度(令和5年度)省エネ大賞省エネ事例部門」において「省エネルギーセンター会長賞」を受賞しました。三菱重工サーマルシステムズが同賞を受賞したのは2021年度(令和3年度)に続いて2度目で、表彰式は2024年1月31日に東京都江東区のTOC有明で開かれる予定です。

この取り組みは、三菱重工サーマルシステムズ枇杷島製作所(愛知県清須市)内にある圧縮機工場の生産設備熱源を産業用ヒートポンプへ転換し、省エネ成果と脱蒸気ボイラを達成したものです。今回の受賞では、産業用ヒートポンプの適用で生産設備熱源の脱ボイラを達成したことによる省エネ性、環境性、計画から実践に至るまで生産技術の観点から加熱システムを最適化する技術を確立したことなどが高く評価されました。

三菱重工サーマルシステムズはカーボンニュートラル達成に向けて多種多様なヒートポンプをラインアップしています。今回の取り組みにこれらヒートポンプを用いて、旧設備の熱使用量を計測して運転効率の最適化を図り、ヒートポンプ適用の制約となりやすい上限温度について、加工温度条件を変更して適用範囲を広げるなどの取り組みにより、各工程に適用しました(注)。これにより、生産設備の熱源における原油換算量約20%削減、CO2排出量約40%削減を実現しています。今回受賞した取り組みは、部品洗浄工程や表面処理工程がある他の工場などでも活用が期待できます。

省エネ大賞は、事業者や事業場などにおいて実施した他者の模範となる優れた省エネの取り組みや、省エネ性に優れた製品ならびにビジネスモデルを表彰するものです。日本全体の省エネ意識の拡大、省エネ製品の普及などによる省エネ型社会の構築に寄与することを目的としています。

三菱重工グループは、2040年のカーボンニュートラル達成を宣言し、生産活動に伴う自社工場などからのCO2排出量削減や、グループ製品の使用に伴う顧客側のCO2排出量削減などに取り組んでいます。三菱重工グループの一員である三菱重工サーマルシステムズは今回の受賞を励みとし、さらなるCO2削減と省エネに役立つ技術・製品開発に取り組むとともに、同様の生産設備に適用できるサーマルソリューションを顧客へ提供し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していきます。

  • 部品洗浄工程に60℃温水供給が可能な空冷ヒートポンプチラー「MSV」、表面処理工程に75℃温水を供給する循環加温ヒートポンプ「Q-ton Circulation」、乾燥工程に90℃温風を供給可能なヒートポンプ式熱風発生装置「熱Pu-ton」を適用しました。
    製品情報については以下のプレスリリースをご覧ください。
      <空冷ヒートポンプチラー「MSV」>
      https://www.mhi.com/jp/news/160216.html
      <循環加温ヒートポンプ「Q-ton Circulation」>
      https://www.mhi.com/jp/news/story/pdf/1802215926.pdf
      <供給ヒートポンプ式熱風発生装置「熱Pu-ton」>
      https://www.mhi.com/jp/news/170213.html

■「産業用ヒートポンプによる工場脱ボイラの取り組み」の概要

産業用ヒートポンプによる工場脱ボイラの取り組み」の概要

Tags: 省エネ大賞,空冷ヒートポンプチラー,Q-ton Circulation
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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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