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アンモニア専焼ガスタービン発電の共同検討に関するMOUをタイ石油公社と締結 タイの国家目標である2050年までのカーボンニュートラル達成を支援

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◆ アンモニア発電の経済性や、アンモニア由来のクリーンな電力の潜在需要を共同で調査
◆ アンモニア専焼ガスタービンを採用した発電設備の導入に向け協力体制を構築

高信頼性を誇る産業用ガスタービン「H-25」シリーズ(アンモニア専焼発電用)

高信頼性を誇る産業用ガスタービン「H-25」シリーズ(アンモニア専焼発電用)

三菱重工のアジアパシフィック地域統括拠点であるMitsubishi Heavy Industries Asia Pacific Pte. Ltd.(MHI-AP)は、タイ政府系石油ガス大手のタイ石油公社(PTT Public Company Limited)と、ガスタービンによるアンモニア専焼発電の導入を目的とした初期の実現可能性調査を実施するMOU(Memorandum of Understanding:覚書)を締結しました。2050年までにカーボンニュートラルを達成するというタイの国家目標を支援するものです。

このMOUの下、当社はタイ石油公社とともに、アンモニア発電の経済性やアンモニアから生成されるクリーンかつ安定した電力の潜在需要に関する調査を実施します。また、アンモニアバリューチェーンの強固な基盤を構築するため、サプライチェーンのほか、アンモニアの受け入れから貯留・ハンドリング・発電所への輸送に至るまでの安全性を検討します。さらに、アンモニア専焼ガスタービンを採用した発電設備の導入スケジュールと建設候補地についても調査します。

タイ政府は、2050年までのカーボンニュートラル達成という国家目標を掲げており、エネルギー部門におけるCO2排出量の削減に重点を置いています。今回のタイ石油公社との協業は、低炭素燃料として有望視されているアンモニアの発電分野での活用を目指す同国の目標に沿ったものです。

三菱重工グループは、今回のタイ石油公社との協業を通じ、タイにおけるアンモニアサプライチェーンの構築を支援し、発電分野をはじめとする産業の脱炭素需要に応えていくとともに、カーボンニュートラル社会の早期実現に向けた取り組みを推進していきます。

Mitsubishi Heavy Industries Asia Pacific Pte. Ltd.(MHI-AP)について
三菱重工業株式会社(MHI)のグループ会社であるMHI-APは、アジアパシフィック地域の統括拠点としてシンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、オーストラリア、域内のその他地域の成長を支援しています。MHI-APは、グローバルな視野と現地への深い洞察を基に、都市開発、インフラ、エネルギー、ユーティリティ、物流、交通の分野で地域に根差したソリューションを提供しています。MHI-APは、アジア太平洋地域のマーケットリーダーとして、世界を進歩させる信頼性の高い革新的なソリューションを提供します。
詳しくは、www.mhi.comをご覧ください。


Tags: アンモニア,ガスタービン,タイ
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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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