Press Information

防衛省向け3,000トン型潜水艦「じんげい」の引渡式を神戸造船所にて実施 現行潜水艦の後継に当たる「たいげい」型3番艦

Print
3,000トン型潜水艦「じんげい」

3,000トン型潜水艦「じんげい」

三菱重工業は8日、2019(令和元)年度に受注した防衛省向け3,000トン型潜水艦「じんげい」の引渡式を、当社神戸造船所(神戸市兵庫区)にて実施しました。本艦は、海上自衛隊の現行潜水艦「そうりゅう」型の後継に当たる「たいげい」型の3番艦で、神戸造船所での引渡しは2022(令和4)年3月に実施した1番艦「たいげい」(注)に続くものです。

式典には、増田 和夫防衛事務次官、酒井 良海上幕僚長をはじめとする防衛省関係者が多数列席。当社からは江口 雅之執行役員防衛・宇宙セグメント長らが出席しました。

本艦は、ディーゼル電気推進方式を採用した通常動力型潜水艦で、リチウムイオン蓄電池の電力を動力として潜航します。「そうりゅう」型潜水艦と比べ、さらに探知能力が向上したソーナーや静粛性が向上した船体構造を採用しており、基準排水量は3,000トンです。また、潜水艦への女性自衛官配置制限の解除を受け、女性用寝室を確保するため居住区内へ仕切りを設置し、シャワー室通路にはカーテンを設けるなど、女性自衛官の勤務に対応しているのも特長です。

三菱重工は、陸・海・空にまたがる防衛装備品事業を一元的に運営し、技術的シナジーを発揮する中で、機能・性能ならびにコストパフォーマンスに優れた最新鋭の艦艇を開発・設計・建造し、就役後の維持整備にも積極的に対応しています。今後もトータルシップインテグレーターとして、省人化や無人化、サイバーセキュリティ、ライフサイクルコストの低減といった顧客の抱える課題に応え、従来の枠組みにとらわれない新しい潜水艦の開発に注力していきます。

■「じんげい」の主要目・工程
<主要目>

全長 84.0 m
全幅 9.1 m
深さ 10.4 m
基準排水量 3,000トン
主機関 ディーゼル、電気推進1軸
軸馬力 6,000 PS
主要兵装 水中発射管
その他 スノーケル、潜水艦ソーナー

<工程>

起工 2020(令和2)年 4月24日
進水 2022(令和4)年 10月12日
引渡し 2024(令和6)年 3月8日
式典写真1
式典写真2
式典写真3
式典写真4

Tags: 命名・進水式,潜水艦
mission_net_zero

三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

詳しくは: