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H-IIAロケット最終号機となる50号機のコア機体が完成 名古屋航空宇宙システム製作所 飛島工場から出荷へ

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◆ 基幹ロケットとして日本の自律的な宇宙輸送の発展を牽引、今後は新型の「H3ロケット」がその役割を引き継ぐ
◆ 約98%となる打上げ成功率を支える高い信頼性が強み

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三菱重工業は、H-IIAロケット最終号機となる50号機のコア機体について、このほど、当社名古屋航空宇宙システム製作所 飛島工場(愛知県飛島村)で製造を完了しました。今後、コア機体は鹿児島県種子島の種子島宇宙センターへ向けて出荷予定です。

H-IIAロケットは、2001年の初号機打上げ以来、日本の基幹ロケットとしてさまざまなペイロードを宇宙へ送り届けてきました。これまでに計48機が打ち上げられ、現在までの打上げ成功率は約98%に達しています。H-IIAロケットは50号機の打上げをもって退役し、新型のH3ロケットにその役割を引き継ぎます。

三菱重工は、2007年にロケットの製造から打上げまでを一貫して担う打上げ輸送サービスをスタートし、2013年からはH-IIB(注)もラインアップに加えました。引き続き、日本の自律的な宇宙輸送の発展に貢献していきます。

  • H-IIBロケットは2009年9月~2020年5月まで運用された日本の基幹ロケットで、国際宇宙ステーション(ISS)へ必要な物資を運ぶ大型輸送手段として計9機の打上げが実施されました。(打上げ成功率:100%)
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Tags: 宇宙開発
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