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三菱重工マリンマシナリ、中国の舶用機械製造大手にMET過給機の製造・販売ライセンスを供与

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◆ 江蘇政田重工股份有限公司(江蘇政田)に「MET過給機」の製造・販売権を供与
◆ ライセンスを通じた高品質な製品とサービスで、中国市場への浸透強化を目指す

記念式典の様子

記念式典の様子

三菱重工グループの三菱重工マリンマシナリ株式会社(社長:松永 勝秀、本社:長崎市、以下、三菱重工マリンマシナリ)は、中国の民営舶用機械メーカーである江蘇政田重工股份有限公司(本社:江蘇省南通市、以下、江蘇政田)に舶用2サイクル機関向け排気ガスタービン式過給機「MET過給機」の製造・販売権を供与することで合意し、このほどライセンス契約を締結しました。

江蘇政田は、今回の契約締結を受け2025年からMET過給機の組立を主体とした製造を開始し、その後順次、組立以外の他工程も含めた本格生産を開始する計画です。三菱重工マリンマシナリは、今回のライセンス供与により高品質な製品とサービスで、より一層の中国市場への浸透を図っていく考えです。

江蘇政田は三菱重工グループとの関係が長く、これまでも2008年にデッキクレーン、2012年に舵取機と甲板機械のライセンス契約をそれぞれ締結しています。現在、江蘇政田は中国市場においてデッキクレーン、舵取機、甲板機械のトップシェアを誇る舶用機械製造の大手メーカーです。

三菱重工マリンマシナリは、1965年にMETシリーズの先駆けとなる世界初の無冷却過給機を開発。それ以降、高効率・大容量機種をラインアップに加えて、今ではMET過給機は排気ガスタービン式の世界標準の1つとなっています。MET過給機の累計生産台数は現在4万5,000台に達し、舶用2サイクル機関向けとしては世界市場で40%以上(2023年度)(注)のシェアを占めるに至っています。

三菱重工マリンマシナリは今後も、江蘇政田との良好な協業関係を維持・発展させながら、三菱重工ブランドの舶用機械の一層積極的な開発・営業を展開していきます。

  • 三菱重工マリンマシナリ調べ

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三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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