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横浜製作所・金沢工場に「三菱『風車の見える丘公園』」をオープン

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 三菱重工業は21日、横浜製作所の金沢工場(横浜市金沢区)内に、緑化公園「三菱『風車の見える丘公園』」をオープンした。海に面し、同工場の風力発電実証機を眺望できる5,600m2の敷地に、建設残土を有効活用して緩やかな丘を築き、さまざまな樹木を植え込むとともに、太陽光発電設備を展示したもの。工場見学や子どもたちの体験学習の場としても積極的に活用し、CSR(企業の社会的責任)に基づく当社地域貢献活動のモデルとして育てていくほか、従業員の憩いの場としても利用する。

 三菱「風車の見える丘公園」は、金沢工場北東の角地を、本年6月末から造成してきた。丘は高さ4mで、使った土の5割は、これまで工場内の増設・移設工事で発生した建設残土を有効活用。その土には敷地内で伐採した木の枝葉を粉砕して混ぜるなど、環境に配慮したコンセプトとした。公園名は、この丘から約300m先に当社製発電用風車の実証機がよく見えることから決定。社内から名称を募集し、応募106件の中から選んだ。

公園全体は芝地で、そこにツバキ、ヤマモモ、クチナシ、ツツジなどを植え込み、ベンチや藤棚を設置。従業員ボランティアが草花や野菜を栽培できるスペースも確保した。

 また、公園内には出力約3kWの当社製微結晶タンデム型太陽電池パネル24枚を設置し、工場電力の一部に活用している。出力2,400kWの風力発電実証機と公園を結ぶ見学路に沿って、サクラやツツジを植樹し、地域環境に寄与する“象徴的緑化工場”としている。

 環境エネルギーに対する社会の関心が高まってきたことを背景に、金沢工場への見学希望者は増加しており、受け入れ数は06年度の600人に対して、08年度は1,400人に達している。これを受け当社は、全社の象徴的CSR活動の一環として実施している「理科教室」や「ものづくり教室」などの小中学生向け体験学習、三菱みなとみらい技術館(横浜市西区)の友の会「みらいくらぶ」の活動の中で、来訪者からの声や提案に耳を傾けながら、風力・太陽光発電と身近に接することができる公園として活用を進めるとともに、従業員やその家族のCSRに対する意識向上を推進していく。

写真:公園から見える風車実証機 写真:公園に設置した太陽電池パネル

 【公園から見える風車実証機】       【公園に設置した太陽電池パネル】

 


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