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ビル用マルチエアコンで最高の省エネ性を達成した
超高効率ガスエンジンヒートポンプ「GHP XAIR(GHP エグゼア)」の新製品販売開始について
超高効率ガスエンジンヒートポンプ「GHP XAIR(GHP エグゼア)」の新製品販売開始について
東京ガス株式会社(社長:岡本 毅、以下「東京ガス」)、大阪ガス株式会社(社長:尾崎 裕、以下「大阪ガス」)、東邦ガス株式会社(社長:佐伯 卓、以下「東邦ガス」)、アイシン精機株式会社(社長:藤森 文雄、以下「アイシン」)、ダイキン工業株式会社(社長:十河 政則、以下「ダイキン」)は、3万㎡以下の中小規模ビル向け空調システムであるビル用マルチエアコン(ガス式・電気式のヒートポンプ)(注1)において、最高の省エネ性を達成した超高効率ガスエンジンヒートポンプ(注2)「GHP XAIR(GHPエグゼア)」の新製品を本年7月1日から販売いたします。
「GHP XAIR」は、東京ガス、大阪ガス、東邦ガスのガス三社(以下「ガス三社」)と、アイシン、三洋電機株式会社(社長:佐野 精一郎、以下「三洋」)、ヤンマーエネルギーシステム株式会社(社長:玉田 稔、以下「ヤンマー」)が共同で開発し、ガス三社と三洋、ヤンマーは本年4月より販売しております。今回、アイシンとダイキンが7月から、三菱重工業株式会社(社長:大宮 英明、以下「三菱重工」)が10月より、「GHP XAIR」の販売を開始いたします。これにより、ガス三社ならびにアイシン、三洋、ヤンマー、ダイキン、三菱重工の各社による製造・販売体制が整うことになります。
各社は「GHP XAIR」を中心に事務所ビル、商業施設、学校、病院、工場など幅広いお客さまに、新規の導入ならびに既存GHPからのお取替えをご提案し、2013年度には2010年度の約2倍となる年間3万台のGHPの販売を目指します。
「GHP XAIR」は、熱交換を行うフィンの数を増やす(注3)ことや、エンジンを小型化する(注4)ことなどにより、最大で5.7相当(注5)の通年エネルギー消費効率(以下「APF(注6)」)を達成し、ビル用マルチエアコンで最高効率を実現しています。ラインアップは、冷房能力45~85kw(16~30馬力)であり、これまでの同じ冷房能力45kw(16馬力)のGHPと比べ、一次エネルギー消費量を年間最大約19%、CO2排出量を最大約20%低減します。
- 1広範な建物用途に対応できる自由度の高い個別空調システムです。
主に中小規模ビル向けの空調システムで、冷媒配管方式を採用した空冷ヒートポンプエアコンをいいます。
タイプとしてはガス式のヒートポンプ(GHP)と電気式のヒートポンプ(EHP)があります。 - 2ガスエンジンヒートポンプ(GHP)はガス式のヒートポンプエアコンで、ガスエンジンを駆動源としてコンプレッサーを動かし、ヒートポンプ運転によって冷暖房を行う空調システムです。
- 3熱交換フィン数を増やし、熱交換面積を増加させました。
あわせて熱交換器を通過する空気の風速分布や冷媒の流速を最適化することで、熱交換効率を向上させました。 - 4耐久性が向上したことが確認されたので、エンジンを小型化し、効率を向上させました。
- 5本製品の中のトップランナー機は、ガス式のヒートポンプエアコンを評価するJIS規格のAPFでは2.3であり、省エネ法(エネルギーの使用の合理化に関する法律)に定められた1kW=9760kJを用いて、電気式のヒートポンプエアコンを評価するJIS規格のAPFに換算すると、5.7に相当します。
APF5.7相当は、EHPを含めたビル用マルチエアコンのうち、APFが公表されている機種の中で最高値 です(2011年6月1日現在、ガス三社調べ)。 - 6「APF」は、Annual Performance Factor(通年エネルギー消費効率)の略で、年間を通じて冷暖房を行うために必要な能力の総和を、各冷暖房機器が消費するエネルギー消費量(期間エネルギー消費量)で除した性能評価指数です。この値が大きいほど省エネ性が高いエアコンであると言えます。
【「GHP XAIR」について】
「GHP XAIR」の「X」は、「究極の効率」や「無限の可能性」を、「AIR」は「快適な環境」、「快適な空調」、「AIRconditioner=空調システム」の意味を持ちます。そして、「GHP」と「AIR」を合わせること(掛け算のX)によって、お客さまによりよい「空調」と「環境」を提供する次世代の「超高効率ガスエンジンヒートポンプ」であることを表現しています。
【本製品のラインアップ】
メーカー | アイシン | 三洋 | ヤンマー | ダイキン | 三菱重工 | APF(注5) (相当) |
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発売時期 | 2011年7月 | 2011年4月 (85kWは10月予定) | 2011年4月 | 2011年7月 | 2011年10月 (予定) | |
45kW(16馬力) | ● | ● | ● | ○ | 5.4~5.6 | |
56kW(20馬力) | ● | ● | ● | ● | ○ | 5.4~5.6 |
71kW(25馬力) | ● | ● | ● | ● | ○ | 5.4~5.7 |
85kW(30馬力) | ○ | ● | 5.4 |
- 網掛けは本年7月から販売する製品
【本製品の外観写真】
【APF(相当)の比較】
「GHP XAIR」 | (参考)EHPトップランナー機 | |
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能力 | APF(注5)(相当) | APF(注6)(JIS) |
45kW(16馬力) | 5.4~5.6 | 4.8 |
50kW(18馬力) | 4.4 | |
56kW(20馬力) | 5.4~5.6 | |
71kW(25馬力) | 5.4~5.7 | |
85kW(30馬力) | 5.4 |
【会社概要】
(1)東京ガス株式会社
創立 | 1885年(明治18年)10月1日 |
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資本金 | 1,418億4,400万円 |
代表取締役社長 | 岡本 毅 |
事業内容 | ガスの製造・供給および販売、ガス機器の製作・販売およびこれに関連する工事、ガス工事、エネルギーサービス、電力 |
本社所在地 | 東京都港区海岸1丁目5番20号 |
(2)大阪ガス株式会社
創立 | 1897年(明治30年)4月10日 |
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資本金 | 1,321億6,666万円 |
代表取締役社長 | 尾崎 裕 |
事業内容 | ガスの製造・供給および販売、LPGの供給および販売、電力の発電・供給および販売、ガス機器の販売、ガス工事の受注 |
本社所在地 | 大阪市中央区平野町4丁目1番2号 |
創立 | 1922年(大正11年)6月26日 |
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資本金 | 330億7,200万円 |
代表取締役社長 | 佐伯 卓 |
事業内容 | ガスの製造・供給および販売、冷温水および蒸気の地域供給、ガス機器の販売およびこれに関連する建設工事 他 |
本社所在地 | 名古屋市熱田区桜田町19番18号 |
(4)アイシン精機株式会社
創立 | 1965年(昭和40年)8月31日 |
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資本金 | 450億円 |
代表取締役社長 | 藤森 文雄 |
事業内容 | 自動車部品、住宅設備機器、エネルギー機器、福祉機器の製造・販売 |
本社所在地 | 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 |
(5)三洋電機株式会社
創立 | 1950年(昭和25年)4月1日 |
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資本金 | 3,222億4,200万円 |
代表取締役社長 | 佐野 精一郎 |
事業内容 | 電化製品、空調機、業務用機器等の製造・販売・保守等 |
本社所在地 | 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 |
(6)ヤンマーエネルギーシステム株式会社
創立 | 2003年(平成15年)3月3日 |
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資本金 | 9,000万円 |
代表取締役社長 | 玉田 稔 |
事業内容 | 空調設備、発電システム、駆動システムの製造・販売・保守等 |
本社所在地 | 大阪市北区大淀中5丁目12番39号 |
(7)ダイキン工業株式会社
創立 | 1934年(昭和9年)2月11日 |
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資本金 | 850億3,243万6,655円 |
代表取締役社長 | 十河 政則 |
事業内容 | 空調機、空気清浄機、冷凍機、フッ素樹脂、化成品の製造・販売等 |
本社所在地 | 大阪市北区中崎西 2丁目4番12号 |
(8)三菱重工業株式会社
創立 | 1950年(昭和25年)1月11日 |
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資本金 | 2,656億円 |
代表取締役社長 | 大宮 英明 |
事業内容 | 船舶、発電プラント、環境装置、産業用機械、航空・宇宙機器、エアコンなどの製造・販売・エンジニアリング |
本社所在地 | 東京都港区港南2丁目16番5号 |
三菱重工グループについて
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