エアロ・リース社との契約の解除について
2021年1月8日名古屋発
当社は、2020年12月31日、エアロリース社と締結済の契約を解除した上、開発再開の目途がついた時点で、同社と改めて再契約の交渉をさせて頂くことで双方合意に至りましたので、ここにお知らせ致します。
当社及びエアロリース社は、2016年8月30日、当社のMRJ(現スペースジェットM90)に向けて確定10機・オプション10機の契約を結び、それ以来、同社には様々な形でプログラムを支える顧客の一社として長年ご支援頂きました。
今回の契約解消に際し、三菱航空機社長 丹羽高興は以下のように述べております。
「エアロリース社は私たちの長年の顧客であり、MRJ/スペースジェットプログラムの大きな支援者です。大変難しい決断でしたが、これまでの当社並びに当社プログラム、リージョナルジェット業界全体に対する同社の温かいサポートに、心から感謝いたします。」
また、エアロリース社代表のジェップ・ソーントン(JepThornton)氏からは、次のようなコメントを頂いております。「エアロリースは、最新のリージョナルジェット機を製造する三菱航空機の取り組みを強く支持してきました。 過去5年間、三菱航空機のチームの皆さんと協力できたことを大変嬉しく思います。世界の航空機市場が、今後もこのような機体を必要としていることは明らかです。三菱航空機との契約は2020年末に終了しますが、プログラムの早期再開を切に祈りつつ再開の際に再び契約を締結できることを楽しみにしております。」
三菱重工グループとしては、2021事業計画の中で、“開発状況と市場環境を踏まえ、M90開発活動は一旦、立ち止まる。この間、再開のための事業環境の整備に取り組む”こととしております。